「復興五輪」に始まり、「コロナに人類が打ち勝った証し」へ、
そして、「子どもに夢と希望を与える大会」へと
ご都合主義で五輪ビジョンは変遷してきた。
観客を入れるかどうかでドタバタした最中に
緊急事態宣言が発出されたわけだが、
今度は西村経済相が、宣言を守らない飲食店に
金融機関が圧力をかけるぞ、と脅す発言をして大顰蹙。
無観客に最後まで抵抗していたのは、
誰あろう、組織委員会の橋本会長だったらしく、
この人も国民の安全安心よりも明らかに五輪優先。
同じく丸川五輪相も、ワクチンを1回接種したら、
一次免疫が得られると、根拠のない非科学的な発言をして、
その釈明すらしていない。
極めつけはやはり、菅首相だろう。
4回目の緊急事態発出の記者会見では、質問にまったく答えず、
責任論に関する質問には、ワクチン、ワクチンを
何回もくり返すだけ。
もうワクチンしか頼るしか、対策はなにもない。
田村厚労相も、テレビのニュース番組で、
世界でもっとも接種が進んでいるという首相の発言を
そのままくり返したが、テレビ局の用意したフリップでは、
あきらかに遅れていることが判明し、
油紙に火がついたようにぺらぺらと持論を展開するだけ。
コロナと五輪は、
政府のトップの駄目さぶりをあぶり出した、
これだけが唯一の五輪成果であったと言わざるを得ない。
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