「李花に冠を正さず」とは、
権力者は、国民に疑いを持たれるような行為は
たとえやましい気持ちがなくても慎むべきだ
という戒めの意味がある。
日本では耳の痛い政治家も少なくないだろうが、
そんなことはどこ吹く風なのが、トランプ米大統領だろう。
アメリカのマスコミ報道によると、トランプ大統領の証券取引が
3700件に上っているそうだ。
その取引内容の詳細を見ると、半導体大手のエヌビディアや
中国に売り込みに行ったボーイング社など大統領の関わる政策案件
と直結するような株式も含まれているとされる。
米国では大統領が在任中に株式を保有、取引をすることは
禁じられていない。
本人はしていなくても、問題なのはトランプのファミリー企業が
担当して運用しているというのだが。
イラン問題での発言で、原油価格も株価も乱高下しており、
トランプ大統領がその日に何をいうかをわかっていれば、
あらかじめ株取引の準備ができることになる。
まさに究極のインサイダー取引ではないか。
権力者であればあるほど、「李花に冠を正さず」の姿勢を示すべきだが、
トランプ大統領は、むしろ積極的に「李花に冠を正す」だと
指摘されても仕方ないだろう。
中国の古事から来ている権力者を戒める言葉だが、
トランプ大統領の耳には痛くも痒くもないようだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する