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2024年09月02日05:58

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くにたち豪雨

迷走台風10号は、日本各地に豪雨災害の爪痕をのこして、
ようやく熱帯性低気圧となった。

私の住む国立市でも、
かつてとんでもない豪雨に見舞われたことがある。

1979年9月4日、
昼頃からほとんど何の前触れもなくはじまった。

この時の時間降水量は88ミリだったと記憶している。
台風ではなく今風にいうところのまさにゲリラ豪雨だった。

私の家の前の幅6メートル道路は、
川のようという表現があたらないほど、
猛烈な勢いで西から東に大量の雨水が流れた。

国立の街は、開発当時、東から西に土地を開発し、
隣接する立川市に向かって傾斜が上ってていた。

国立市の東には、府中市があるののだが、
大量の雨水は、ひたすら府中市の向かって怒濤のように流れた。

時間にして2時間がそこらだっただろうか、
雨が上がると嘘のように静まりかえり、陽もさしてきた。

この雨で作家の山口瞳さんの自宅にある半地下が
水没するという事件が起きたのだ。

週刊新潮の山口瞳さんの連載「男性自身」に
この顛末が書かれていたが、水没した半地下は
リビングだったようで、絨毯は泥にまみれて
惨憺たる状態であったようだ。

連載のなかで、国立市に住んだ理由は、ここが高台であり、
まず洪水だけは起きないと信じていたと、
書かれていたのが印象に残っている。

災害とは、忘れた頃とともにまったく予想できないころに
やってくるということか。

台風10号による、連日の猛烈な雨が、
45年前の我が町の大洪水の記憶をよみがえらせた。


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