世界一の自動車メーカーであるトヨタの社長が突然辞任し、
若い経営者にその地位を譲った。
ガソリン車からEV、水素、ハイブリッドへと
自動車産業は大きく様変わりする。
その激変、転換時での交代だったが、
豊田社長は自分の年齢ではもう時代について行けないから
と、辞任理由を説明していた。
世界はいまZ世代、そして間もなくα世代へと移行する。
豊田社長の辞任の真意とは、
20世紀とは比較にならないほどの速度で世代感覚は変化しており、
頭で分かっていてもついて行けない現実を
率直に受け入れなければならないと実感したからだろう。
従来の発想に基づいた経営では、必ず時代に取り残される、
優れた経営者であればあるほどそれに気づく賢明さが求められる。
一方の政治家はどうだろうか。
同性婚の法制化について岸田首相が
「家族観、価値観など社会を変える課題」と、発言したが、
実はとっくに社会は変化しているのに、
取り残されていることに、気づいていない。
それを、自ら発言で証明してしまった、
そのことが大問題なのだ。
政治家として、誰よりも早く感受すべき重要なポイントを
外してしまっている。
賢明な政治家なら、
「家族観、価値観がすでに変化している社会に
どう対応するか」という発言になるはずである。
自民党の右派勢力に忖度したというとらえ方もあるが、
それでは社会の変化に、ついていくことは永久にできない。
多様化する社会の変化を読み、
変化を柔軟に受け入れる懐の深さと広さこそが
経営のトップ、政治のトップに今いちばん求められていることだ。
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