LGBTQに関する岸田首相秘書官の発言を受け、
あの先送り優柔不断首相が、更迭を即決した。
「同性婚はボクだってやだ。気持ち悪い、
隣に住んでいるのもちょっとやだ」
これは歴代首相秘書官の中でも
もっとも露骨で下品、救いようのない発言だ。
忘れてならないのは、
この人物が首相のスピーチライターであることだ。
しかし、遡って岸田首相の衆議院予算委員会の発言を聞くと、
こっちのほうがはるかに大問題で、
秘書官の発言の真意はここにあるのではないかと思える。
その首相の発言とは
「家族観、価値観から社会が変わってしまう課題である」だ。
これは同性婚法制化についての質問への答えである。
なにが問題かというと、
岸田首相自身がすでに社会が変わっていることに
気づいていない点なのだ。
それが“ボクだって”という部分は
首相の言葉を引き継いで、
ボクだってという受け止めをしたと考えられないか。
同性婚がまるで汚い存在であり、
忌み嫌うような受けとめをするのは、
個々の気持の問題だろう。
しかし、それを言葉に出して吐きするような
言い方にどんな意味があるのか。
本人はそういうことで気分が晴れるのか。
それともやはり、首相の意図をに忖度したのか。
まるで子どものいじめのように、
言葉の質に知性、理性がまったく感じられない。
こんな発言をそうだ、そうだと
溜飲を下げている人もいるかも知れない、いやいるだろう。
もしそうなら、日本人の人権意識の低さが、
ここに極まれりといえと私は受けとめざるを得ない。
民主主義と人権は表裏一体である。
更迭を即決したことは当然のことだが、
G7諸国はこうした人物を秘書官に登用した岸田首相の人権感覚、
加えて国会での「社会が変わってしまう」発言、
そして日本の民主主義と人権への鈍感さに対して
厳しい視線を注いでいるのはないだろうか。
G7で唯一、同性婚を認めていないのは日本だけなのだから。
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