私の住むまちの南に、谷保天満宮という神社ある。
菅原道真を祀る由緒ある神社だが、
江戸時代、神無月に目白でご開帳し
「神ならば出雲の国に行くべきに目白で開帳やぼのてんじん」
と狂歌に読まれ、野暮の語源になったいう。
月初めと月の終わりに散歩がてらお参りしているのだが、
神社の庭には、数10羽のニワトリが放たれていて、
とにかく元気によく鳴くことでも知られていた。
先月末にいつもの通り、お参りしたところ、
みょうに境内が静かなので、どうしてかなと思ったら
なんとニワトリが一羽もいなかった。
月初めにはいたので、あんまりよく鳴くので近所から苦情がきて、
どこかに移したのかなと思っていたのだが…。
昨日、奥多摩の山に仲間と登ったとき、
その仲間の一人が、谷保天のニワトリが一夜にして消えたのは、
狐に襲われたからだと教えてくれた。
まるで狐につままれたような話だが、
谷保天の周囲には大きな森があり、そこに狸などが巣を作っていると
聞いていたので、いつのまにか狐も住むようになったのだろう。
お稲荷さんに菅原道真も一本取られたというところか。
ログインしてコメントを確認・投稿する