孤立感を深め、犯罪に走った。
この言葉が戦慄をもって受け止められたのが、
秋葉原無差別殺人事件だった。
たったひとりで秋葉原の歩行者天国に車で突っ込み
その後、刃物で殺戮を繰りかえし、7人の命を奪った。
あれから14年、死刑判決を受けていた被告の刑が執行された。
思えばこの事件から、たった1人で多くの人命を奪う無差別殺人事件が
次々に起きているように思える。
いずれも身勝手な理由だが、そこに共通するのは
社会での孤立感を深め、そのあげくに怒りを、誰を敵するのではなく
無差別に命を奪う、心の闇の怖さだ。
犠牲者とその家族の無念を晴らすため死刑という刑罰は
必要なのかも知れないが、
この被告の孤立の闇は永久に葬られてしまった。
事件は決着したことになるが、この種の犯罪を生む土壌は
何も変わっていない。
同じ犯罪が後を絶たないことからも、
死刑制度によってこの種の殺人が抑制されているとも思えない。
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