五輪開催についてのコロナ対策分科会の提言は、
みごとなほど、反映されなかった。
反映されなかったばかりか、開会式の観客数は
上限1万人を突破して別枠1万人プラスで合計2万人なった。
尾身会長達は、唖然とするとともに、
無力感がピークに達したことだろう。
専門家会議とは名ばかりで、
五輪中止を言いだしたら、“尾身を黙らせろ”といい。
IOCへの提言を出すといったら、
G7で先手を打って、世界に開催を宣言してしまった。
そして、無観客が望ましいと言えば、
ああそうかい、といいつつ上限1万人を
何の根拠もなく決めてしまったのだから、
分科会では心を病んだ専門家もいたという。
菅首相には、他者への尊敬の念はまったくない。
頭にあるのは権力の行使だけである。
五輪が始まれば国民は一つになる。
反対意見を封殺して、太平洋戦争に突入した時も
戦争を始めれば国民は一つになると、時の政府は読んでいた。
その結果はどうだったか。
あの悪夢がくり返されないことを願うだけだ。
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