民主主義とは数の勝負である。
まさにその現実を見せつけられ続けているのが、
米国の大統領選挙運動だ。
コロナにかかってても、免疫ができたとばかりに
マスクもせずに集会を強行し、
民主党候補のバイデン氏に罵詈雑言を浴びせ、
バイデンしも負けじと、やり返す。
バイデン候補が全米では10%ほどリードしているが、
選挙はヒートアップするばかりだ。
トランプ大統領は共和党支持者に
選挙監視をせよと発信しているのだが、
なんと、支持者は拳銃を携帯して投票所を見張り、
民主党支持者に無言の圧力をかけるという。
そんなこんなで投票所に行きたくない有権者は
郵送で投票できるのだが、
これもそう一筋縄ではいかないようだ。
郵送された内容をあれやこれやとチェックして、
その開票には膨大な時間がかかるという。
一部では、あやしい郵送用の投函ポストが
設営されており、どうも共和党支持者用らしいのだが
うっかり民主党支持者が投函しようものなら
どうなるかは想像できるという。
さらに、トランプ大統領は選挙に負けたら、
裁判に訴えるといまから息巻いている。
とても民主主義の最先端を行っている国とも思えないが、
大統領支持者たちは、選挙に負けることは想定しておらず、
そもそも選挙を信じていないのだという。
信じているのはトランプ大統領であり、
結果は勝利しかない。
この国は、民主主義を逸脱しており、
すでに民主主義そのものが破綻していると、
考えてもおかしくないそうだ。
今度の米大統領選は、
そうした見方が必要だと政治の専門家は指摘する。
強いアメリカの幻想にとらわれるあまり、
数の力に振り回され、民主主義はこの国では
過去の遺物になってしまったようだ。
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