不正統計の特別監査委員会による調査は、
厚労省の組織的隠蔽はなかったと結論づけた。
報告書の概要を読んだ印象では、
不正がはじまったのが2004年で、
発覚したのが昨年の12月。
14年間ほど、なんとなく不正な業務を引き継ぎ、
統計調査し報告してきたということらしい。
その間、意図的に隠そうとしたりしてないので、
組織的な隠蔽はなかったということになったのだが。
だから不正はなかったというのは、
なんとも不可解な結論ではないか。
本年度予算成立を急ぐ内閣は、
この不正問題の手じまいを急いだ。
特別監査委員会は、野党の質問に対して、
「白とはいっていない。グレーだ」と言い切り、
そのまま、時間切れになってしまった。
不正統計で国の予算や景気判断など
国の根幹が決められたりしてきたとするなら、
白ではないが、隠蔽はなかったというだけでは、
誰も納得できないだろう。
不正をしたのは人であり、、
それを黙って引き継いだのも人であることに違いない。
こんなことが起きても問題なしだとしたら、
人がやる以上、同じことを繰り返す可能性は、否定できない。
厚労省の調査が身内のお手盛りと批判されて、
総務省が再調査したのだが、
内閣に人事権を握られたままでは、
官邸に不都合な判断をすることは考えられない。
不正の起きた背景、原因を徹底的に究明して再発を防止するには、
各省庁、内閣から独立し、統計だけを管理する
専門機関の設置が必要だろう。
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