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2017年05月20日15:51

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遺伝子の多様性

昨日の朝日新聞・科学季評の担当は、霊長類学者の山際淳一京大総長。

この文章のテーマは「ヒトの遺伝子操作」だが、人類史を巡って「へー」と思った箇所があった。

「人類は遺伝的多様性が低いため、数多くの遺伝的疾患を抱えることになった」という。
「世界人口は70億を超えるが、遺伝子をたどると1万人程度の共通のご先祖さまに行き着く」
祖先がアフリカを出て世界中に拡散する前に、いったん極端に人口が減った。

これに対して、「人間に最も近縁なチンパンジーはアフリカに約30万頭いるが、10万頭から枝分かれした」。

この遺伝子の多様性により、チンパンジーでは弱い遺伝子が淘汰され、人類を悩ますアルツハイマーやHIV、心筋梗塞等と縁がないのだという。
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