トランプ大統領のベネズエラへの攻撃と、
マドゥロ大統領拉致拘束は、米国による西半球支配の
始まりだ言われている。
そして、18世紀のモンロー主義に対して、
ドンモー主義だと本人は主張している。
モンロー主義とは、西欧と米国との相互不可干渉主義のことで、
西半球支配とは、北米南米大陸をアメリカが完全に支配して
どこの国にも干渉させないという意味だ。
ベネズエラの国家運営を米国自らが進めるとしているのも
西半球支配への進出の一段階に過ぎず、その視界の先にはコロンビア、
そしてブラジルなどの国々が入っているだろう。
一方で南米への中露の干渉を排除し
中国には、東半球を任せる?という含みもある。
トランプ大統領の頭に中には、西半球支配による利権は、
中国との関係でアジアで摩擦を起こすよりは、
ディール上、はるかに利益がある。
こうなるといよいよ問題は台湾とそして日本の立場だろう。
台湾有事は、トランプ大統領にとって、何も利益につながらない。
だから、日本が勇ましく存立危機事態だと自衛権を行使しても、
そこに介入する利益もないという筋道が見える。
トランプディールとは、儲かるか儲からないかの二択であり、
世界平和も紛争解決も、儲からなければ意味がない。
ロシアとウクライナの紛争に介入したのも、
読み違えたと気付いたいのか、今はもう関心が薄れつつある。
そんなことより、まずは西半球の完全支配の方が、
最優先事項になっている。
トランプ大統領に、政治的な哲学はない。
あるのはディールビジネスだけである。
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