新書大賞2021を受賞した「人新世の『資本論』」の著者、
若きマルクス経済学者である斎藤幸平氏は、
今回のコロナ禍をどう見ているのか。
彼は、地球温暖化は自由主義経済下における、
経済成長競争が生みだし、
コロナもその環境破壊から生まれた
人為的な原因であると断じている。
「人新世」を読み解くと、現在の環境破壊を止める手段は、
経済成長からの脱却にあり、人類が豊かさ追求すことから、
幸福追求へと舵を切る必要性を説いている。
その上で自然環境、資源、教育医療福祉、公共交通などを
社会的共通資本として、
民主主義の下、コモンズ(共有財)として
管理、運営することの必要性を強く訴えている。
社会的共通資本は、企業活動の金儲けの対象にしては
ならないという意味である。
利益追求至上主義の資本主義をどう転換するか、
それがいま人類全体に求められている課題である。
「人新世の『資本論』」の一読をおすすめしたい。
斎藤幸平氏から、目が離せない時代が続くだろう。
ログインしてコメントを確認・投稿する