今回のアメリカ大統領選挙ほど、
民主主義とはいったいなんだろうと
つくづく考えさせられた選挙はない。
候補者同士の罵りあい(どちらかといえばトランプ大統領)。
銃で武装して投票を威嚇。州兵の出動。
商店街は内戦を恐れてショーウインドを板で閉鎖。
まるで南北戦争当時のようだという人もいる。
民主主義は自由が大きな柱になっているから、
言論、思想、表現、宗教について自由を侵すことは許されない。
しかし、自由も行き過ぎると弊害を生む。
いつしか政治的対立を言論ではなく
力で解決しようとするそうした個人や集団が現れる。
行きすぎた民主主義の結末は流血につながると言われる所以だ。
しかし、民主主義の歴史はその流血の繰り返しと反省から、
今の姿になったとも言われており、
そう考えるとアメリカの民主主義も
まだ進化の過程にあるのかもしれない。
日本はどうだろうか。
民主主義国家になってまだ75年にすぎない。
いま学問の自由が国会で問われているが、
言論、思想、表現、宗教どれをとっても
日本の民主主義は道半ばであり、曖昧で未成熟だ。
だが、ひとつだけ言えるのは、
民主主義の弊害につながろうとも、
いかなる「自由」だけは失ってはならない。
弊害は修正できるか、失った自由は取り戻せないからだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する