日露首脳会談後の共同声明で、
安倍首相は、北方領土問題を含む平和条約交渉について、
「じっくり時間をかけて、胸襟を開いて話し合った」
「解決は容易ではないが、やり遂げなければならない」と、述べたが、
これって日本を出発するときの記者会見とまったく同じ内容だった。
外相同士の実務者会議では、
日露間の溝は深まったように思えた。
それを踏まえての首脳同士の会談は、
果たしてどのような進展があったのか、
分かっているのは、6月、大阪で開かれるG20で、
さらなる会談を重ねるということだけだった。
1956年の日ソ共同声明を基礎にするということは、
自民党が主張していた4島から2島返還になるのだが、
ロシアは、経済協力を取り引き材料にちらつかせている。
プーチン大統領は、「まだ長い道のりが必要だ」と
いっていたが、すでに日ソ共同声明から62年間という
長い道のりを経てきている。
さらに、ロシア国内での反対運動もあり、プーチン大統領が、
そう簡単に首を縦に振るとは考えにくい。
力強く前進させるという点では一致したようだが、具体的なことは
なにも決まっていないし、一ミリも進展してない。
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