森羅とは樹木が限りなく並ぶこと。
万象とは万物やあらゆる現象のこと。
そこから転じて、天地間に存在する
ありとあらゆる無限の万物の事象をさしてる。
これは日本古来の考え方で、
そして、万物にはすべてに命と魂が宿るという教えでもある。
木に、森に、山に、木に、岩に、川などに宿る命と魂。
それらを神として崇め懼れてきた文化は、
日本人の心の中に宿っているとされてきた。
明治神宮外苑の森は、そうした私たちの自然に対する
思いを形にした自然環境である。
その神宮外苑でいま、
とんでもない開発計画が進められている。
森の木々(3000本)をほとんど伐採して
そこを再開発しようというのだ、
東京都は開発許可を出したが、
反対の署名活動も続けられており
先日亡くなった坂本龍一さんも反対の声を上げていた。
そもそも開発の主体が明治神宮であることに
私は素朴な疑問を感じている。
日本古来からの伝統を重んじるなら、
森羅万象の聖地を都心に残してこそ意味がある。
どんな目的の開発なのか分からないが、
一歩立ち止まって神々の森を守ることを最優先にするのが、
明治神宮の果たすべき役割ではないのか。
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