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2022年02月14日07:07

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裸足のアベベ

冬季五輪も夏季五輪も、
年々派手になり、スポーツの祭典というよりは、
スポーツのショーのように見えてくる。

1984年のロス五輪以来、商業五輪となったのだが、
その後、競技数も増えつづけ、年々、靴やウエア―、器具類も
商業路線にのって改良、改善されてきた。

そのことは決して悪い事とは思わない。

ただ、こうしたさまざまな進化が、
スポーツのもつ原点から乖離し始めているのではないか
それが危惧されるのである。

あれは1960年の第17回ローマ五輪の
マラソンでのことだった。
エチオピアのアベベが、金メダルに輝いた。

彼は、ローマのまちに設定された42.195�劼髻�
裸足で走りきったのだ。

アフリカの大地の延長線上を走るかのごとく、
ローマの石畳を駆け抜けた姿は、神々しく、
まさに五輪競技の本来の精神を象徴していた。

アベベは、1964年の東京五輪にも出場し、
マラソンで再び、金メダルを獲得した。

人類は進歩を重ね、多くの物を得てきた。
しかし、同時に多くの物を失ってきた。

現在の商業五輪が、その失ったものの輝きを、
なつかしく思い出させるのは、
なぜだろうか。

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