19世紀は戦争の世紀といわれた。
第一次世界大戦、第二次世界大戦によって、
未曾有の犠牲者が生まれた。
日本には原子爆弾が投下され、
今でもその後遺症に苦しむ国民も少なくない。
こうした愚かな大戦の反省から、
20世紀は戦争のない時代になると
多くの人類が信じていたのではないか。
甘いといわれようと、私もその一人だ。
しかし、その期待は今、崩れようとしている。
ウクライナにロシアが侵攻し、欧州は再び緊張感に包まれ、
ロシアの国境を接するポーランドは
非人道兵器とされる対人地雷を国境付近に敷設した。
ドイツは、イスラエルから
対空ミサイルを輸入することを決めた。
台湾有事問題で中国との関係が悪化している日本は、
高市首相が非核三原則を見直しに動き防衛予算の倍増を決めた。
戦後80年が経ち国民の中に戦争を知る世代が減り、
こうしたことが高市発言を支持する動きにも示されている。
戦争したらどうなるか、
想像力がネット映像のレベルでしかない世代にとって、
リアリティがないのだろう。
軍靴が聞こえてくると、戦争は近い。
耳をそばだてて、しっかりと世界の動きを見つめてほしい。」
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