公開されたのは昭和29年(1954)、
私が11歳で映画は大好きだったが、公開時にはみていない。
しかし、その後、映画館で幾度となく観る機会があり、
黒沢映画のDVDはほとんどコレクションしていた。
そのコレクションも10年ほど前に、高齢者施設で
昔のDVDを寄付してほしいというチラシを見て、
黒沢作品をはじめ所有していた300本近いDVDをすべて寄付した。
そのなかでも七人の侍は、最も印象に残っており、
いまでも一つ一つのシーン、その時の台詞まで記憶していた。
不思議と10年ほどすると、
この映画を観たいなという気持なる事がある。
10代、20代、30代……60代、70代と年を重ねるたびに
なぜかの映画の出演者の一挙手一投足や台詞の意味が
微妙に変化していくような感覚にとらわれる。
大晦日、NHKBSで再放送されのだが、
やはり、10年前に観たときよりもさらに思い入れが深くなった。
そして主役の志村喬(本当の主役は三船俊郎だが)の
役の上の年齢(設定は恐らく50歳代半ば)の生き様が
ようやく理解できる年齢に私がなったからだと気づかされた。
時代を超えつねに普遍的メッセージを送っている
それが不朽の名作と評価される理由なのだろう。
10年後、90歳になった私の目に、
七人の侍は、どんなメッセージを送ってくれるだろうか。
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