鳴玉である。
唐突に出現する。
ゆらめく衣を纏って。
【とうもろこし】
O君の話。
自分のうちの畑があって夏にはとうもろこしを育てている。
毎年だが、だいたい畑の真ん中ら辺に生えている一本に身が出来て、そろそろ収穫か、といった頃のこと。
ある一本のとうもろこしに成った実が半分ほどから齧り取られている。
人と思えるような歯形もついている。
これを合図にして、家では収穫を始める。
そして、その歯型のついた実が成るとうもろこしは他の実も取らずに放置しておく。
そういう家が近所に幾つかある。
誰の仕業なのか、とかそういう詮索はしないという。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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