タオルを離さないイティさん。気に入っているようです。そのまま持たせておきます。頭を撫でます。帰ったら遊びましょ。
乖離である。光る目が見張る。夜の果てへの旅。【虫の声】 Sさんの話。虫の声が聞こえる季節になると少し気にする様にしていること。虫達の合唱の合間に、自分の名前を呼ぶ声が聞こえる。遠くから呼びかけてくる様な。其処に意識を集中してしまうと、何という
イティさんはなかなかの早起きさん。早朝から訪ねてきました。頭を撫でます。チョビ子さんも来ました。お腹すいた?と聞いたら良いお返事。すぐに支度しますね。
時喰である。手足は冷えていく。目も霞む。【地下室】 Sさんの話。小学校には地下室の物置があった。が、怖くて一度も行ったことはない。降りた先にずらりと人が並んでいる、そんな光景がいつも見えてしまうからだ。多分行ったら立ってもいられないほど気分が
いそがし!いそがし!と朝から動き回るチョビ子さん。何をやっているのでしょう。探検続けてます。ようやく近くに来たので頭を撫でます。にこにこしながらまたどこかにすっ飛んで行きました。
華火である。濡れた草木から恨みを感じる。向こうの霞んだ晴れ間からも呪いの風が。【3人分】 Sさんの話。不思議に思うこと。夜に時々自宅の屋根を見上げると、屋根と空との境界に、ぼこぼことした膨らみを見つける。それは人の頭の様に見える。何時もちょう
首を伸ばして迫るイティさん。朝から元気です。移動に合わせて付き合ってくれました。頭を撫でます。のんびりお過ごしください。行ってきますね。
無辜である。誰も分かりはしない。そんな気持ちばかり背負い、抱えて沈む様な歩みを繰り返す。【鬼火とも呼べず】 Sさんの話。畑や田圃ばかり続いた後、大きな石の置いてある場所に出る。塚か、それとも昔何か祀っていたのか、誰も知らない。何回か夕方にその
玄関で露骨に待ち構えるイティさん。待ち伏せ上手ですね。頭を撫でます。板の間がそろそろ良い感じなのか。行ってきますね。
虚空である。頭の上に口を開けている。見ない様にしていても吸い込まれてしまう。【温室】 Sさんの話。小学生の頃、近所の友人の祖父が作った温室を見せてもらったことがある。綺麗な盆栽や花が幾つもあった。が、外から見ると中に何人か立っている人が見えた
大人しく明日で丸くなるイティさん。頭を撫でます。涼しすぎず、暑すぎず、環境にこだわるイティさんには今が快適時間かもしれません。行ってきますね。
失念である。この期に及んで身体はへたっていく。涙は何も洗わない。【怒り顔】 Sさんの話。友人の家に泊まった時に、一晩中壁に浮き出てこちらを睨んでいる顔があった。多分女の人。怒っている様なとても怖い顔だった。なぜそんなに嫌われるのか分からなかっ
朝ごはんを食べるチョビ子さん。うむ、まあまあとか言ってそうです。一旦様子見でちょこちょこ食べたいのかな。近くにきたので頭を撫でます。
神里である。迷い込んで居場所無し。出口無し。【森の所々に】 Sさんの話。森の中に所々おかしな場所がある。其処を通ると口を塞がれた様に息が出来なくなる。数メートルなのだが通り過ぎれば何ということはない。いつも不思議に思う。以上、本日の怪談である
放浪である。押さえつけられたままよろよろと動き出す。誰とも口を利かず。【二つの水溜り】 Sさんの話。雨上がりの後。近所のある家の前に小さな水溜りが二つ出来ていた。真っ黒な水溜りだった。少し覗くと幾重にも人の頭が連なってひしめき合っている様なも
手をぺろぺろしにやってきたイティさん。可愛いですが、段々くすぐったくていつも閉口します。頬を撫でます。まだ舐めたそうですが、後の楽しみとするぽく何処かに行きました。
紅玉である。古めかしい果実。そんな佇まいを見る。【水切り】 Sさんの話。ある日、一人で河原に行き、石を投げて水切りをして遊んでいる時に気が付いた。川面に、白っぽい何かが見える。よく観察してみると、手の形をした薄靄の様だった。投げた石を掴もうと
雨の日だから、今日はここ!と言いたげなイティさん。頭を撫でます。ごろごろするには良さそうです。帰ったら遊びましょう。
伏魔である。忘れてはならない。心の奥底からこちらを覗き込む悪魔のことを。【腹這いの光景】 Sさんの話。小学何年生の頃のことだったか忘れてしまったが、出来事は覚えている。体育館で何かの運動をしていて、その時の先生の指示で腹這いに床に寝そべらされ
お出掛けを盛り上げてくれるチョビ子さん。忙しく動いています。足元で何かおねだり鳴き。頭を撫でます。行ってきますね。投げたふわふわボールを追いかけてます。
不歓である。その時が近づいている。そっちへ行くのだ。【衣擦れ】 Sさんの話。友人の家に泊まった時のこと。床の間に布団を敷いてくれた。横になると、さりさりと布が畳を擦る音がして、自分の周りを回っているように移動していた。小さな灯りは点けていたが
呼びかけると顔を出すチョビ子さん。行ってくると云うと慌てて駆け降りてきて玄関までお見送り。頭を撫でます。朝から元気です。
霞目である。茫洋とした空を仰ぐ。一瞬で人を切り捨てる。【畦道】 Sさんの話。青白い、人の形をしたものが、すっと左から右へ移動した。そして消えた。夜の畦道を歩いていて、向かいの畦道にそんなものがいた。以上、本日の怪談である。うーむ。
雨の日は殊更つまらなそうなイティさん。お膝の上に乗りたがり。頭と背中を撫でます。ほかほかしてますね。あまり時間も取れずすみません。帰ったらゆっくりと。
裏葉である。黒衣の男が来て唆す。あれも見ろこれも聞けと。【遊戯】 Sさんの話。深夜、用事があって隣町の小学校の脇を一人で歩いていた時のこと。学校の校庭の隅にある遊具の上を飛び交う2つの火の玉を見た。泳いでいるように楽しそうだった。以上、本日の
チョビ子さん。忙しい朝。急いでいろんなところへ移動してます。何か見つけたのか何処かにいったと思ったらすぐ足元に。頭を撫でます。撫でが終わるとすぐどこか。忙しそうです。
チョビ子さん。忙しい朝。急いでいろんなところへ移動してます。何か見つけたのか何処かにいったと思ったらすぐ足元に。頭を撫でます。撫でが終わるとすぐどこか。忙しそうです。
怪胴である。あの頃、と口にする。零れ落ちてくる様々なもの。【欄干】 Sさんの話。夏の終わり頃だけ。鴨居のそばの欄干に白い手が見えることがある。手だけなのだが、それがとても怖い。毎年見ないように気を付けているが、やはりふと目にしてしまう。以上、