朝日がほかほかしてました。チョビ子さんもご機嫌な様子。朝からついてまわります。撫でられるチャンスを伺っていました。不意に背中を撫でます。吃驚して噛む真似を。

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苦汁である。風切り音が耳元で止まない。何かを宣告される場に少しずつ進む。【廃車】 K君の話。山川から海へ抜けていく道の端に。廃車、というのか焼かれでボロボロになったバイクの枠組みのようなのだけが捨て置かれている場所がある。いつからかはわからな

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イティさん。久々の窓辺だったかも。飽きずに見ていましたね。ギリギリまでそうしておきました。閉める前に頭を撫でます。玄関にお見送りに来てくれました。

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海像である。憤り揺られそれでも歩く。誰も彼もおかしな挙動。【山の老女】 K君の話。山を歩いていると、老女が少し前の山道を横切って藪の中に消えた。それが、とても品の良い格好をした老女で、道もないような藪の中に消えた。何だか不思議だったが、とても

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暖かな朝、活発に部屋を彷徨くチョビ子さん。パトロールに余念がありません。イティさんはご飯中。のびのびと過ごしてます。頭を撫でます。行ってきますね。

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一夜である。今日の滾りも持ち越すことはない。明日を待たず、まずは義務を果たす。【粘土の像】 K君の話。中学生の時、図工の時間に巫山戯て粘土でお墓をつくったものがいた。名前も彫ってあって、適当に付けた知らない名前とのことだった。教室の後ろの棚に

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ホカペにしがみつくイティさん。昨夜は何度もお布団に来ましたね。いよいよ本格的に寒いのかな。ぬくぬくゾーンをもう少し用意したほうがいいかもですね。頭を撫でます。文句鳴き。

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慚愧である。こ木霊が返ってくる。それをずっと浴びる。【児童公園】 K君の話。海辺の道を歩いていた時のこと。ふと、袖を引かれた。誰も居ない。暫く行くと、また袖を引かれた。小さい手が引いている感じだった。この先にある児童公園に、行きたいのかな、と

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用意したタオルを堪能しつつ、寂しげなチョビ子さん。脇に座って頭を撫でます。すりすりしてきました。出掛けるのが分かるのですね。なるべく早く帰ります！

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氷塊である。砕いて座る。手元に集中する。【重み】 K君の話。あまり好きでない場所があった。通学する時に通る、道祖神らしき石碑の前である。石自体磨耗して何が彫られているのか既にわからず刻印も読めない。その前を通ると鞄やリュック、特に背負う荷物が

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チョビ子さん。クールな顔つきですが撫で待ちです。手を伸ばすとお首がにゅうと伸びました、頭を撫でます。何やら鳴きながらお見送りしてくれます。足りなかったのかな。しゃがんでいっぱい撫でました。

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消耗である。自覚はない、恐らく。気がつくと一歩も進めなくなる。そんな夢ばかり。【ドアに浮かぶ】 K君の話。ある日、ベッドに寝転がって入り口のドアを眺めていると、そこに何か浮かび上がってきた。黒い粒子で出来たような人の形。女性で顔つきも何となく

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お布団に来たそうにこちらを見るチョビ子さん。ちょっとメールなどでスマホを操作してました。もう少ししたら来てください。起き上がって近寄り、頭を撫でます。

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閉山である。止まらず溢れ出る。少し涙を。【何か居る】 K君の話。友人から聞いた話。ある日気が付いたそうでえる。家の猫達が、玄関に近寄らないことを。そして、時々喧嘩に向かって唸ったりしていること。何か居るのでは？と思ってしまう。以上、本日の怪談

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ホカペの上でのびのびするイティさん。椅子に座るとお膝にやってきました。すーりすーりと甘えてきます。時々文句鳴き。今日は長めに。頭を撫でます。

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灰市である。いよいよ取り組まねばならない。少しでも手が届くように。【鍋】 K君の話。昔見た。墓地のあるお墓の前に鍋が置いてある。普通の煮炊きに使うような鍋で蓋は付いていなかった。目を離すと、それがかんかんと鳴る。そちらを向くと音は鳴る。何だか

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敷いたタオルにおずおずと乗るチョビ子さん。いいのかな？いいのかな？という感じです。いいよー、と頭を撫でます。よい仔のほかほか頭でした。行ってきますね。

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閉口である。後ろに積まれるもの。後ろに立つもの。だんだんと増えてきた。【海の蛇】 K君の話。本当に時々見るだけだが、朝方の海の沖の方で。くねくねと畝る大きな蛇のようなものを見ることがある。何となくめでたい気持ちになる。以上、本日の怪談である。

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何か言いたそうなイティさん。んー？と顔を近づけるとそのまま肩に。それが言いたかったのか。何か聞けたような気もします。後ろ手に背中を撫でます。

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粉光である。夜はとにかく眠れない。明日もきっと。【黒渦】 K君の話。深夜にふと目が覚めた瞬間に、胸の上に何か乗った。およそ体は動かなかったが、何となく目で見ることは出来た。黒い何かが渦を巻いているように見えた。でも、不思議と怖くなく、そうして

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寒めの朝はちょっと丸まってます。ご飯の後もこの通り。頭を撫でます。行ってきますね。

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冷人である。不幸が詰まっていそうな空模様。我々はただ冷えていく。【駐車場】 K君の話。あるスーパーの大きな駐車場で、停まったまま車中にいると、ノックされることがある。何時も、必ず後部座席の窓。振り返って確認しても誰も居ない。長く駐車していると

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ほかほかの中に寝転ぶイティさん。それでも布団の中に入るのを待ってます。頭を撫でます。そろそろ寝ましょうかね。

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灰板である。静かに夜が過ぎる。体に残る喧騒の跡。【薮の人】 K君の話。ある夏。背ほどもある夏草の繁る原っぱの脇を通ると、人がたっていた。そこに行くまでの道もなさそうに見えた。少し異様な人と思った。その日以来、時々その人を見る。生きている人なの

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イティさん。探すと居ました。一階のミニホカペで暖をとっていました。そこそこお気に入りの場所、いよいよ板の間歩くのが寒くなって来たかな？頭を撫でます。

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放出である。熱量を入れ、浴びて。日々どこかしら自由になり不自由になる。【紐の音】 K君の話。誰もいない部屋、特に襖の締め切った仏間など。蛍光灯の灯りの紐を弾く音が聞こえることがある。夜でも昼でも聞く時は聞く。以上、本日の怪談である。うーむ。

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チョビ子さん。動きの激しい、訳ではなくなぜかそんな風に撮れました。押し入れの中に引っ込んでいて、何度か声を掛けると出て来ました。頭を撫でます。

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欲情である。橙が点滅し迫る。顧みない。【時々のこと】 K君の話。夜中に目が覚めると、部屋の入り口が少し空いていた。誰が立っている。気にしないでおこうと思った。物言わぬ圧力のようなものを感じる。妙に目が冴えてくる。結局明るくなるまで眠れなかった

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チョビ子さん。今朝はそこそこ寒がっていますね。頭を撫でます。お耳の先の方まで指で摘みます。じわっと暖かそう。行ってきますね。

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