押し入れの中で考え事するチョビ子さん。手を伸ばすとぐいーんと伸びてぐりぐりして来ました。頭を撫でます。暑い場所を避けて彷徨っているところなのかな。
致死である。賑やかな死神たち。湿って暑い夜の果て。【病院】 K君の話。昔のこと。病院にお見舞いに行った。空いているベットに寝転がっている人を何人も見た。暫くするとか消えていて、また違う人が現れる。そういうのを何度も見た。彼らは総じて静かだった
ここから動かないという決意なのか。ここは譲らないという気持ちなのか。イティさんは動きません。寝ながらお見送りです。顎を撫でます。
春魔である。気がつかないうちにこんなところまで。こんな格好で。【バスの声】 K君の話。路線バスが苦手だった。混んでいても空いていても何時もおかしな唸り声が聞こえるからだ。お爺さんが苦しそうにうめいているような声。直接頭の中に伝わるように。以上
冷虫である。もさもさと後悔が蠢く。また、忘れてしまった。【煙突】 K君の話。昔、学校の遠足で近くの山に登った。山中、沢の方に鋳物工場があって煙突から細く煙を吐いていた。しかし、その煙が、煙突の辺りでは人が立っているようにしか自分には見えなかっ
冬崖である。なぜに虚しさを積む。砂がぱらぱら降ってくる。【月夜】 K君の話。月夜に学校の前を通ると、校庭に子供が10人ほど立っているのが見えることがある。皆一様に校舎を向いているように見える。身じろぎもせず動かない。あんまり長く見てはいけない
玄関前の丸皿にて伸び伸びするイティさん。ご機嫌な様子です。手を伸ばしてお腹を撫でます。涼しそうでよかった。行って来ますね。
軟化である。�儿�の魔人が荒び歩む国。黒い風に前は見えず。【ビニールハウス】 K君の話。ビニールハウスのある畑が苦手である。曇ったビニール越しに中を動き回る何者かが見える。不思議と夜でも、真っ暗でもわかる。以上、本日の怪談である。うーむ。
イティさん。もはや自分の椅子。使う時には間借りさせて頂いてます。家賃代わりにざりざりと手や腕を舐められました。削られそうです。頭を撫でます。
宵闇である。畝る音が幾重にも。自分を右から左から削る。【屋根の足音】 K君の話。屋根の上から謎の足音。無視してもしつこい。布団を被ってさらに無視する。以上、本日の怪談である。うーむ。
徘徊である。粘着する湿った空気。不快感が極まる。【足首に】 K君の話。大雨の日にずぶ濡れで家に帰ったりすると起きる。左足首が妙にヒリヒリとする。靴擦れということも無いはずだが、帰ってから全て脱いで確認すると、誰かが握ったような形の赤く擦れた痕
朝から彷徨くチョビ子さん。お見送りのタイミングを測っている様子。しゃがんで頭を撫でます。ぐいーと押し付けて来て走り去りました。
回路である。逃げ出すに決まっている。体の中から異音。【夜の海】 K君の話。夜の浜辺を這うように動いているものを時々見る。見る度に夜の海には行きたくない、といつも思う。以上、本日の怪談である。うーむ。
朝、ひっそりと台の下に潜むチョビ子さん。手を伸ばすと頭を出しました。優しく撫でます。玄関に行くとイティさんが虫を見つめていました。そういう季節か。
朝、ひっそりと台の下に潜むチョビ子さん。手を伸ばすと頭を出しました。優しく撫でます。玄関に行くとイティさんが虫を見つめていました。そういう季節か。
錆濡である。退治する。そう決めて家路を急ぐ。【稲光】 K君の話。深夜、雨が迫っていた。窓から海を見る。海の上に稲光が瞬いた。ふふっという女の人の弱い笑い声が近くで聞こえた。その夜、その声は稲光が光る度に聞いた。以上、本日の怪談である。うーむ。
お風呂でくつろぐイティさん。ご機嫌でごろごろ。身体中を撫でます。メールの着信音が携帯に。慌てて飛び起きて一目散にお風呂場から去って行きました。
異音である。むずむずソワソワが止まらない。何か忘れているような焦燥。【大雨の夜】 K君の話。大雨の夜。大きな雨音に混じって、大勢の叫び声が聞こえる。海の方から、山の方から。以上、本日の怪談である。うーむ。
朝のチョビ子さん。なかなか朝から元気です。日中もそこそこ暑そうな部屋。涼しいとこでのんびりしてください。頭を撫でます。
無言である。何でも睨みつけている。何でもかんでも。【古い自転車】 K君の話。かなり昔の古い自転車が物置に仕舞ってある。とは言っても昭和のもの。子供用の物で、これは形見である。時々物置からカラカラと車輪が回る音が聞こえる。以上、本日の怪談である
階段を駆け抜けるチョビ子さん。すれ違いながら指で背中を撫でます。何か鳴いていきました。ちょっとした文句かな。
天凛である。徐々に闇が蝕む。後ろに置かれた様々な玉石や澱。【泣き声】 K君の話。子供の泣き声が深夜聞こえる。外から。海の方にゆっくりと移動して行った。以上、本日の怪談である。うーむ。
玄関前でお見送り待ちのイティさん。玄関辺りの朝の日向ぼっこが好きなようです。お腹を撫でます。ぺろぺろとお返事。
花敏である。ひっそりと咲く。遠くから来てここに。【足跡】 K君の話。板の廊下を、物置の前まで続く裸足の足跡がいつも気になる。子供か、小柄な女性のよう。以上、本日の怪談である。うーむ。
胸の上に立つチョビ子さん。夜中とか朝とかこうやって訪ねて来ます。頭を撫でて暫し対応。その内目を細めて胸の上で丸くなりました。
消炭である。疲れ切り、吐く息もむせる。横たわり後悔の波をやり過ごす。【望洋】 K君の話。街を歩いていて、ふっと気配を感じて横を向く。古い家ばかりが並ぶ暗い路地。何人もの人が立っていてこちらを見ている。そう確認できた途端全員が消えてしまった。全
彷徨いているチョビ子さんを追いかけます。何か面白いものはないかと探してる様子。呼びかけてから背中を撫でます。びっくりはしてませんでしたね、良かった。結局ベッドで箱座り。