雨が降っててがっかりしているイティさん。少し遊びます。朝からお膝の上で荒ぶります。頭を撫でます。可愛い荒ぶりでした。少しちくちく。
憎悪である。丸く黒く固まった悲しみが。結局は祖霊がいつも其処にある。【手】 Sさんの話。部屋で寛いで寝転がっている時に、何となく手をあげて、欠伸をしながら伸びをした。その右腕の前腕のあたりで誰かの手とぶつかった。あ、当たっちゃった、と無意識に
ご飯を食べるイティさん。うまうまと食べてくれて嬉しい限り。食べ終わったら一階で食休みです。頭を撫でます。取り敢えずひと鳴き。行ってきますね。
無縁である。ただ立っていよう。何かが疼いてしょうがない。【寂寥】 Sさんの話。電車に乗って地元の駅に戻る途中のこと。窓の外から景色を見ると、田んぼや畑ばかりだった。その中に時々小さな墓地がある。いくつかの墓地には、墓石の後ろに暗い人影が立って
近くで工事をしている音がして、警戒するチョビ子さん。気になるけど時々振動も来て怖い感じなのかな。頭を撫でます。そのまま一緒に来て一階に避難です。
煮石である。干からびた時間。こうして人は去っていく。【颯爽】 Sさんの話。とても薄く見える、人魂のような何かを頭の後ろに連れた人を街中で見た。パリッとした感じの女性であったが本人は死ってか知らずか。颯爽と何処かへ歩いて行った。以上、本日の怪談
雨で盛り上がらないイティさん。隣に座るとお膝に乗ってきました。暫く遊びました。少し面白かったみたいで良かった。背中を撫でます。
斬馬である。歩いて何とか。すこし遠く。【焚き火】 Sさんの話。焚き火を見ると不安な気持ちになる。深夜に禍々しい何かが焚き火を囲んでこちらを見ている。そんな光景に記憶がある。いつ頃の何処のことかも、わからない。何歳の時のことだとかも。もしかした
尻尾で見送るチョビ子さん。ゆらゆらしてます。行ってきますねーと声を掛けると玄関まで送ってくれました。頭を撫でます。
黒葉である。今日も毒を少し足して飲む。ぼこりと、体の何処かから音が鳴る。【孤路】 Sさんの話。線路沿いの道は田圃沿いでもあって、脇道も無く長く続く。其処を歩きとか自転車で夜通ると、途中で叫び声が聞こえて、段々迫ってくる感じがする。道が途切れる
すりすりーと見送るイティさん。緩やかに見送ってくれました。頭を撫でます。良いほかほか具合。まだ、暑がってはいない様子。行ってきますね。
白垢である。忍び歩く。黒い服で黒く過ごす。【忘れ物の思い出】 Sさんの話。小学四年生くらいの時のこと。帰宅途中で忘れのに気が付き、誰も居ない教室へ忘れ物をとりに戻った。机の中から忘れ物を取り出して出ようとすると、すぐ隣に知らない女子が立ってい
じゃらしを奪って逃走するイティさん。ベッドの下に引き摺り込みます。子猫さんの頃からじゃらしは独占派でした。近くに行って頭を撫でます。暫く堪能してました。
変調である。黒い街の空は黒い。底に溜まるように蠢く人々。【裾野の墓石】 Sさんの話。山の裾野の方に一基だけの墓跡がある。地域の人のお墓ではないらしい。誰もよくわかっていない。時々、深夜にその前に立つ女性がいるという話があるが、寂しい場所すぎて
玄関前で出待ちするイティさんとチョビ子さん。イティさんは隠れているつもりの様子。すれ違う時に頭を撫でます。板の間が気持ち良かったようで暫くそこに。行ってきますね。
灰人である。全てが黄ばみ汚れている。俗に俗を漬け込んだような夜。【礫】 Sさんの話。山の方に大きな墓地があって、見晴らしも良い。珍しく何かに出くわすこともないのだが行かない。そこに1人で行くと、後ろから石を投げられる。小さな石礫だが、感覚を置
駆け降りるチョビ子さん。何か急用があるかもですね。玄関に向かって行き、様子を確認。安心したようです。頭を撫でます。
駆け降りるチョビ子さん。何か急用があるかもですね。玄関に向かって行き、様子を確認。安心したようです。頭を撫でます。
血針である。少しずつ抜かれている。こんなにぼんやりとしてしまう。【夕暮れ時に】 Sさんの話。夕暮れ時に時々見かける。だいぶ昔に亡くなった近所の老人なのだが、夕暮れが深まった頃に、家の前に項垂れて立っている後ろ姿を見る。もう、その家に家族は住ん
ご飯を食べるチョビ子さん。今朝はもりもり食べてます。よしよしと背中を撫でます。その後、優雅にお見送りしてくれました。
無辺である。急いでいる。兎に角急いでいる。間に合うように、逃げ切れるように。【夕立の日】 Sさんの話。ある日の夕立。乾いた地面を叩くような雨だった。空き家の軒先で雨が弱まるのを待つ。どんどん、と壁を叩く音が聞こえる。ちょうど自分がいる辺りの壁
少し窓辺が良い感じの朝。イティさんがまず堪能、チョビ子さんは待ってます。頭を撫でます。一階に行き、戻ると入れ替わってました。
倒錯である。蹴る準備ばかりしている。あの身もどの身も。【夜道】 Sさんの話。夜道を歩いていると、音もないのに後ろから気配がする。ふりかえると、少し後ろの闇の中に黒い首のようなものが浮いていた。見なかったふりをして前を急ぐ。一刻も早く明るい場所
見下ろしつつ見送るチョビ子さん。風格がありますね。じゃあねと手を振ると降りてきました。頭を撫でます。行ってきますね。
滑走である。耳に音が溢れて痛い。少しでも落ち着くように。【灯り】 Sさんの話。友人から昔聞いた話。違う街に住んでいた時のこと。夜自分のアパートに帰る時、建物が見えてくると近づくと自分の部屋に灯りが灯る事があったという。いつもではないが、よくあ
チョビ子さん。まだ寒いのか炬燵の中が気持ち良いようです。鳴きながら胸の上に乗ってきました。こっちの方も好きな様子。どちらでもとうぞ。
泥濘である。悲観して歩く。重さを感じながら。【廃バス】 Sさんの話。漁港の側に古い廃バスがあって、投網などを置いてある。夕方通ると、中に女性が立っているのを昔から見る。海の方をただ眺めているように見える。以上、本日の怪談である。うーむ。
お見送りに来たチョビ子さん。柱にすりすりしてます。帰ったら遊びましょ。頭を撫でます。納得のいかない感じの鳴き声で2階に上がって行きました。
お見送りに来たチョビ子さん。柱にすりすりしてます。帰ったら遊びましょ。頭を撫でます。納得のいかない感じの鳴き声で2階に上がって行きました。
枳殻である。ささくれ立った心。もはや癒しを欲していない。【岬】 Sさんの話。岬がある。割と小さいが、そこそこ高い。近寄っては行けないと昔から言われている。それでも側に行くと、ざわざわとした人の声が聞こえる。以上、本日の怪談である。うーむ。