何となく足元が狭そうなチョビ子さん。大きく育ちました。広げてあげたいけどすると裏が狭くなる。裏通るのも好きそうだし。とか、考えてたらお膝に乗ってきました。頭を撫でます。
破綻である。空にインクが滲む。揺らいだ空気に魅了される。【目が覚めると】 K君の話。目が覚めると、外の廊下を裸足で歩いている音がした。すっと障子が開いて、小柄な男が現れた。髪の毛はボサボサで暗いが肌がガサガサのような人に見えた。部屋名の中に入
虚偽である。ひたすらに。下ばかり見ていてもひたすらに。【予兆】 K君の話。正月に家族で寛いでいると二階から物凄い音が聞こえた。家具が全て倒れたような。行ってみたが何も起きていなかった。誇りひとつたっていない。その年は姪っ子が生まれたりして家族
曇りで少ししょんぼり目のチョビ子さん。近くに座るとお膝にきました。ふかふかなお腹を撫でます。暫くそうして出掛けました。
曇りで少ししょんぼり目のチョビ子さん。近くに座るとお膝にきました。ふかふかなお腹を撫でます。暫くそうして出掛けました。
下界である。焦らしながら進む。頭の中がこんがらがってしまってもう分からない。【怒り】 K君の話。神社の隣の森を歩いていると、上から小石が落ちてくる。肩や背中に当たるが、自然に落ちて来たとは思えないように、投げつけられたような力が加わっている。
隠れているウィコさん。今朝は寒かったからかかなり早朝から入れ替わり立ち替わりやって来ては何かを訴えてました。ウィコさんも胸の辺りにたかってましたね。声を掛けるとお返事しました。頭を撫でます。
揺籃である。目がチカチカとする。肩から力は抜け、へたり込む。【跡地】 K君の話。取り壊した家の跡地の前を通った。土地の真ん中に小さい女の子が、ボールを持って立っている。通り過ぎて、誰か待っているのかなと思って振り返ると誰も居なかった。以上、本
真っ直ぐお見送りしてくれるチョビ子さん。うねうねと頭を撫でます。傍に座るとお膝に乗りました。お腹とかもごねごねと撫でます。
気鬱である。鈍色の雲。雷で自らを灼く。【蝋燭】 K君の話。かなり昔、自室で蝋燭を灯したことがあった。部屋を真っ暗にして。何でそんなことをしたのかは覚えていない。が、とにかくやった。灯してすぐにその上に人の顔が浮かんでいるのが見えた。初老の女性
何か期待した顔のイティさん。もうわけないけど、これから出掛けるのでイベントはありません。頭を撫でます。その隙に肩にジャンプ。ぐるぐる言ってました。
彼方である。目が霞む。軋む、ただ軋む。【咳き込む】 K君の話。咳き込む声が聞こえる。気のせいでは無く、おそらく誰もいない隣の部屋から。祖母の弟が、かなり昔に肺病で療養していたと聞く。自分が生まれるよりも前のこと。そのせいかどうか、あまり怖くは
攪拌である。高い呼子が聞こえる。向かわねば、ゆっくりとでも。【仏間】 K君の話。深夜、ふと小路の向こう側に人影を見る。どうしてこの部屋に自分がいるのか。気がつくと1人で仏間で正座していた。妙に寒く感じた。ノロノロと立ち上がり部屋に戻る。熱が出
話しかけたらこっちを見てくれたチョビ子さん。曇りなのが不満そうです。ご飯は後で、と欠伸してました。頭を撫でます。ふわっとしてました。
豊穣である。刈り入れが始まった。皆、段々と全てを忘れていくだろう。【塞ぎ窓】 K君の話。友達の部屋にはダンポールで塞いだ窓があった。ガラスが割れているわけでもない。夜中に時々、知らない人が覗くのだとか。年配のおじさんで怖い顔をしていたという。
ご飯中のウィコさん。1番食べてくれます。では、ど出掛け際に背中を撫でます。お口を止めて短くお返事。ありがとねー、行って来ます。
ご飯中のウィコさん。1番食べてくれます。では、ど出掛け際に背中を撫でます。お口を止めて短くお返事。ありがとねー、行って来ます。
蠢空である。懐かしい熱気。いつか包まれた喜びと諦めの空気。【説明】 K君の話。山道で何かに追いかけられた記憶がある。何なのか誰なのか分からない。意地悪く笑いながら追いかけて来た。多分、夏か秋口の頃で、自分は小学生だった。何でかとても怖い思いを
胸の上にのしりと乗ったチョビ子さん。何のおねだりかはよくわかりません。頭を撫でました。ぐるぐる言ってます。もっと撫でました。
無風である。静かに耳鳴りを聞く。泣いているようだ。【老女】 K君の話。友人の実家は古くて、外見は洋風の造りなのだが中身は和風という家だった。天井が高いのに襖や潜り戸は妙に低く感じる。そんな家だった。その家のトイレは家の端の窓の続く板の間の廊下
ウィコさんは戸口の陰でお見送り。ボールを投げると追いかけます。横着気味に手を伸ばして。頭を撫でます。行ってきますね。
慶音である。今を散々聞く。気に入ったものだけを。【幼女】 K君の話。横になり灯りを消した後。『ねえ』と幼女のような声が近くで聞こえる。寝返りを打って背中を向ける。以上、本日の怪談である。うーむ。
ウィコさんが胸の上に引っ付いてます。朝方寒くてフリースにしたら来ました。猫さんたちもまだ少し寒いのか。背中を撫でます。
朝ご飯が遅いと言いたいアンチョビさん。(多分)用意をしている間、下まで来て待っていてくれました。なるべく早くしますね。すれ違いざまに背中を撫でます。
朝ご飯が遅いと言いたいアンチョビさん。(多分)用意をしている間、下まで来て待っていてくれました。なるべく早くしますね。すれ違いざまに背中を撫でます。
絶息である。知らない子供がずっと後をついてくる。未来を奪った子供達が。【厭な夢】 K君の話。動けない自分に誰か乗っかり背中に釘を打たれる。そうとしか思えない体験を夢の中でする。目覚めて痛いことはないが痛みの感覚は妙に覚えている。1番嫌な夢であ
ウィコさんが胸の上に引っ付いてます。朝方寒くてフリースにしたら来ました。猫さんたちもまだ少し寒いのか。背中を撫でます。