甘美である。短い夜空の時間。少し寝て、微睡む。【足音】 Sさんの話。冬なのに妙に湿っぽい日であった。夜道を歩くと、後ろから誰かついてくる足音。振り返っても誰も居ない。家にそのまま帰る気がせず、少し遠回りをした。それでも聞こえ続ける。仕方がなく
イティさん。晴れた朝は窓辺が良し。背中を撫でたらほかほかです。はい、見送りはいいのでそのまま。行ってきますね。
疼痛である。目の端の光が時々フラッシュのように。これはなんなのか。【屋根の上に】 Sさんの話。黄昏の駅のホームから、街とも言えない辺りを見る。屋根の上に立っている者たちがちらほら。海からの風を浴びているように。皆、燻んでいて性別とかはよくわか
炬燵のチョビ子さん。時々掛け布団を整えます。長い足を撫でます。声を掛けてからやれば嫌がりません。良い仔だねー
憤怒である。薄光の中、息も絶え絶えに。しんどい。【もやもや】 Sさんの話。近所にある、割と新築の家。その玄関前に、もやもやとしたものがいつもある。多分入りたがっている。以上、本日の怪談である。うーむ。
朝、急ぐイティさん。どこ行くの?いろんなとこに行ってました。まあ、落ち着いてと頭を撫でます。文句鳴きしてお膝の上に。背中も撫でます。ぐるるるる。
朝、急ぐイティさん。どこ行くの?いろんなとこに行ってました。まあ、落ち着いてと頭を撫でます。文句鳴きしてお膝の上に。背中も撫でます。ぐるるるる。
朧目である。遅過ぎた。もう夜だ。【水母】 Sさんの話。墓地で水母のように浮かんでいる女の子を何度か見たことがある。子供の頃の話ではあるが、だいたいどの墓地にもそういう子が居た。勿論、それぞれ違う子である。親に話しても良い顔をせず、祖母などはそ
ニコニコのチョビ子さん。お日様が照っていて嬉しそう。頭を撫でます。楽しそうに見送ってくれました。行ってきますね。
狭帯である。細々と時を食む。黒い液体を望む。【青い犬】 Sさんの話。青く光る犬のようなものが、林の中を駆けて行ってしまった。子供の頃、キャンプで深夜に見た光景である。以上、本日の怪談である。うーむ。
朝のお散歩をするチョビ子さん。いろいろ連れて行こうとしてます。用意のついでにいろいろな扉をオープン。寒いのですが閉めました。頭を撫でます。寒さをものともせず。
峡谷である。息も絶え絶えに走る。ただ逃れることだけを考える。【お喋り】 Sさんの話。小さい頃に近所のお寺に行った時のこと。外庭に面した長い廊下を通って奥座敷に行こうとした時、ふと、僅かに開いた障子の隙間から、部屋の中が見てとれた。綺麗な女の人
ちょっとぽけちゃいましたが朝の張り切るチョビ子さん。探検に行きたそうです。頭を撫でます。2階を守ってる感が凄い。行ってきますね。
紫星である。白い何かが立ちはだかり。白い何かがゆらゆら揺れる。【震え】 Sさんの話。中学生の時のこと、部活の為早朝に登校し、クラスに一番乗りした、はずだった。見たことのない制服姿の女の子が居て、目が合った。本当に真っ白な顔をしていた。笑うでも
朝の追いかけっこは真剣!イティさん、追いかけます。唸るような喧嘩にはなりませんが、どちらもなかなか真剣そう。ようやく近くに来たので頭を撫でます。今、そういうのいいから!みたくまた追いかけていきます。ご飯を食べた後に一体何が。
過客である。軋む音が追いかけてくる。疲労のうちにそれを諦めた気持ちで聞く。【大勢の人】 Sさんの話。学校での合宿や、旅館などの広い部屋に泊まるとよく見る。深夜に目が覚めると、部屋の中を埋め尽くすように立つ大勢の足が見える。部屋の中だが、皆、靴
夜のにこにこチョビ子さん。お布団に入るのを待ってるようです。イティさんは布団に潜りチョビ子さんは胸に乗って箱座り。頭を撫でます。
奇花である。空を飛ぶ。寒さに凍えながら。【鞄と写真】 Sさんの話。古い鞄が納戸から見つかった。革製の鞄である。しかし、家族の誰もそれを持った覚えが無い。中には古い白黒写真で、家の前で撮ったもので、知らない女性が写っている。これも誰も知らない人
穏やかな朝です。チョビ子さんもご機嫌。頭を撫でます。ご飯の支度時も先導してくれました。ご飯が待ち遠しいようです。早く支度しますね。
不音である。旅に准えてもよく分からない。空の広さもこな夜の暗さも。【巻き付く】 Sさんの話。大きな蛇のような何かが巻き付いている。半透明で、それが何かよく分からない。頭の部分がいつも見えないので、それもよく分からない。胸の辺りから腰の下あたり
積極的にホカペに張り付くイティさん。頭を撫でます。邪魔しないで!と文句鳴き。しないよーもう一度撫でます。行ってきますね。
貪欲である。痺れながら移動する。どこに向かっているのかも不明だ。【石段】 Sさんの話。古い石の階段が近所にある。丘のように盛り上がった土地の生活道路を繋ぐ石段である。夜に前を通ると、ごろんと燻った首のようなものが真ん中辺に転がっている。よく見
朝の部屋を見渡すチョビ子さん。頭を撫でます。背中をぴーんとしました。ご飯も食べたしゴロゴロしてて下さい。行ってきますね。
凶華である。空気が我ながら近寄ってくる。低く息をして上の方から冷えていく。【大きく避けて】 Sさんの話。深夜の住宅街。電信柱に番線で括り付けてある看板があって、上の方から真っ白な手がにょきりと生えていた。だらしなくだらんとしている。女性の手に
無言である。何も感じないように。何にも流されないように。【廃墟の窓の男】 Sさんの話。とある廃屋に友人と入った時のこと。惚けたような顔の男が、ガラスに映っていた。目だけ動いて此方と目が合った瞬間、下に潜るように消えた。以上、本日の怪談である。
いつもの朝のチョビ子さん。背中を撫でます。ほんのり背中が温い様子。まだ少し眠そうです。おはようチャレンジ継続中。
戒了である。灯りを持って駆けつけてくる。見つかるだろうか、見つからぬだろうか。【惜しみ】 Sさんの話。キャップを被った男だというのはシルエットで分かった。しかし、顔は見えないが寝床の横に立つこの男がニヤニヤしている感じは伝わってきた。此方も気