砂塵である。
視界に何かの模様が蠢くばかり。
そして一切音がしない。
【ついてくるひと】
T君の話。
中学生の時の学校院卒の登山でのこと。
山中で白い着物を着た人を何度かみた。
髪の毛は長く顔を隠しているようで男なのか女なのかわからない。
着物は純白というより、土に薄汚れ日に褪せたような感じだった。
それは、気がつくと、行く先々の林の中に立ってこちらを見ていた。
何となく、クラスメートか同学年の誰かに関係しているのではないか、と感じた。
在学中に、何人か大怪我をしたり、亡くなったりした。
その内の、誰かに関係しているのではないかと思っている。
証拠だとか、確証はない。
ただ、強くそんな気がする、というだけである。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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