平山(役所広司)は、渋谷区の公共トイレの清掃員の仕事をしている。東京スカイツリーがそばに見える、年代モノの古びた風呂なしのアパートに住み、近所の人が早朝掃く、箒の音で目を覚ます。キチンと布団をたたんで洗顔、口ひげを整え、アパート前の自販機で
見に行こうと思ってた映画が1週間の上映で終わってしまって見損ねたので、先週からNHKーBSの映画をいくつか見ることになった。いずれも「名画」と言われているものばかり。どれも劇場やTVですでに見たことがあるものであるが、何度も見たくなる作品である。
旧知の友人が、「北九州文化研究会」のメンバーとして、講演会の案内を下さった。場所は東八幡キリスト教会。ウチから最寄りのJR駅は鹿児島本線・二日市駅。そこから黒崎駅までは快速電車でもけっこうな距離です(;´∀`)。当日は友人が司会をするので、友人
釜山の高台の古い家。ヘヨン(ハン・ソナ)はソウルでテレビ局に勤めていたが、仕事がうまくいかず、ここに戻ってくる。彼女の母親・ファジャ(チャ・ミギョン)は急な帰郷をいぶかりつつも、亡くなった夫の祭礼を、長女ヘジン(ハン・チェア)、三女ヘジュと
「レオン 完全版」が、全国の映画館で、期間限定上映、と聞いてこれはやはり大きなスクリーンで見ないと、と行ってきた。わたしにとっては生涯のベスト5に入る映画。実はTVで何度も見て、家には購入したDVDもブルーレイもあって、4年前には映画館の「午前
近未来の世界。AIが高度に発達し、ロスアンゼルスでAIが核爆発をひき起こして街が消滅。アメリカをはじめとする西側はAIを禁止。対して、AIと人間が共存する「ニューアジア」と呼ばれる国々との、終わりのない戦闘が続けられていた。ジョシュア(ジョン・デヴ
昨日、NHKの朝のニュース内で、ヴィム・ヴェンダース監督へのインタビューが放映されていた。小津安二郎監督に心酔しているヴェンダース監督は、「東京物語」を引用してその素晴らしさを語り、笠智衆が演じた主人公から名前を取って、新作「PERFECT DAYS」で
2006年、アフガニスタンの荒野を走るバス。中には23人のキリスト教徒の韓国人たち。しかしタリバンの武装集団に急襲され、拉致された。そして韓国政府には、その人質解放の条件に、アフガンからの韓国軍撤退と、収監中のタリバンの囚人の釈放を求める。
このところ、ハードでシリアスな映画を見ることが続いたので、ちょっとほんわかしたものが見たくなり、この映画を見に行きました。全編、可愛い猫が登場するので、猫好きにはたまらない映画だと思います。クレムはパリに住む10歳の少女。屋根裏部屋で生まれ
<帯の案内文より>「100年にわたる在日コリアンの文学の歴史を、代表的作家36人の作品を通じて概説する本格的通史。「植民地文学」から「世界文学」への跳躍、「在日」文学を世界史全体の中に位置づけて考察する最新のガイドブック」*********
1983年。アメリカを韓国大統領が訪米するが、在米韓国人たちが、母国の軍事政権の人権弾圧に抗議して激しいデモがおこなわれていた。韓国の国家安全企画部の海外班長・パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)や国内本部長のキム・ジョンド(チョン・ウソン)は
韓国文学に関心がおありの方なら、「斎藤真理子」さんの名を知らない人はいないだろう・・そう言い切れるほど、彼女の活躍は目覚ましい。昨今、数々の韓国の小説の翻訳書を出し、「斎藤真理子は3人いるんじゃないか!?」と言われるほど。わたしの友人も韓国
福岡市ではかつては「アジアフォーカス福岡映画祭」というアジア映画を上映する、市主催の大きな映画祭が長らく開催されていたが、終了してしまった。残念である。その後継というか、かなり規模を縮小してひっそりと、「福岡アジアフィルムフェスティバル」と
チャン・リュル監督が福岡市主催の「福岡アジア文化賞」を受賞。その記念として、まさに福岡市をロケ地とした映画「福岡」の上映と、監督と、日本映画大学の学部長・石坂健治氏との対談が、映画館「中洲大洋」で行われました。わたしも拝聴しに行ってきました
広岡(佐藤浩市)は元ボクサー。渡米してボクシング生活をしていたものの引退、日系のホテルに入って経営者として成功していた。40年ぶりに帰国し、居酒屋で絡んできたガラの悪い若者たちを「昔取った杵柄」とばかりに簡単に叩きのめしたところを、居合わせ
ソヒ(キム・シウン)はダンススタジオに通っている。親にも内緒だ。スマホで自分が踊る様子を撮影し、チェックしてみる。実業系高校に通うソヒは担任(ホ・ジョンド)から「実習先」としてコールセンターを紹介された。親会社は大企業なので、安心だ、と自信
小曽根百合(綾瀬はるか)は「幣原機関」の腕利きの諜報員。57人の殺害にかかわったと言われ、忽然と姿を消す。それから10年。1924年の東京は震災から復興しつつあった。百合は、花街の女将として奈加(シシド・カフカ)、琴子(古川琴音)らと店を切
<公式サイトの案内より>舞台は「つぶれかかった遊園地」。迷子になった娘をさがす母親の妄想が「不思議の国のアリス」のショーと交錯していく。「世界的な劇作家」の末裔たちとも絡んで物語が展開し、母は「兎」と出会い、娘の行方を求めて「兎」を追いかけ
戦時中のヨーロッパ。ナチスが多くの奪略品を運ぼうとしていた列車から、貴重な遺物を奪還するべく、ナチス将校に変装した、インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)。オックスフォード大学の同僚・バジル(トビー・ジョーンズ)もナチスに捕まってお
宮崎駿監督10年ぶりの長編劇場映画であるにもかかわらず、事前の宣伝、予告、TVCM、雑誌・新聞広告が一切なく、唐突に封切りされた感のある、異例の公開。そして封切られてもあまり内容が伝わって来ず、とにもかくにも、隣市にあるイオンモールの映画館に見
2022年の夏。熊本・人吉の高校に通う夏子(島雄こなつ)はダンス部で活動中。部ではいちばんうまく、夏子は東京に出て、本格的にダンスをやりたいと考えていた。夏子の母(映美くらら)も、地元のダンススクールで教えている。夏子の父(内村光良)は市役
IT企業の社長・ミンホ(ソ・ジソプ)は、不倫相手のセヒ(ナナ)を殺した容疑で逮捕されていたが釈放される。彼は無実を訴えて、自分の持つ山奥の別荘に、敏腕女性弁護士のシネ(キム・ユンジン)を呼び、無罪を勝ち取るための打ち合わせを始める。ミンホは、
いまいち売れていない漫画家の晴子(宮崎あおい)。結婚5年の夫・幹夫(堺雅人)のことは「ツレ」と呼び、郊外の家で、イグアナ1匹とともに暮らしている。その「ツレ」の様子が最近少し変だ。彼はIT系の会社で、お客様のクレーム対応をやっているが、仕事の
NHKでドラマ化されていた「岸辺露伴は動かない」が、映画化。今度の舞台は、パリ・ルーヴル美術館。漫画家で、特殊能力を持ち、相手の心の中を本の形にして文字化し、読むことのできる岸辺露伴(高橋一生)。ある日、フランスの画家・ルグランの、キャンバス
ウィリアム・モリスのデザインが好きなので、かつて勤務していた会社の後輩を誘って見に行く。<公式サイトの案内文より>「アーツ・アンド・クラフツ」をひとことで言えば、それは生活に機能と美、すなわちデザインを取り入れようという考え方です。ウィリア
早織(安藤サクラ)は、夫と死別したシングルマザー。クリーニング店で働きながら、小5のひとり息子・ミナト(黒川想矢)を育てている。そのミナトの様子が最近おかしい。怪我をして帰って来たり、「豚の脳を移植したら、人間も豚になるの?」などと言い出す
アレックス(リーアム・ニーソン)は、腕利きの「殺し屋」だったが、自身、最近は記憶があやふやになってきており、病院でアルツハイマー症の進行を抑える薬を処方してもらい、腕にペンで人の名前や時間を書き込んで、なんとか急場をしのごうとしていた。しか
1988年制作、日本公開は翌89年。当時、ダスティン・ホフマンと若手俳優・トム・クルーズの豪華共演で話題になり、障害者を演じた、ダスティン・ホフマンの演技が注目された。チャーリー(トム・クルーズ)は、高級車輸入販売の事業をしているが、ランボ
最寄駅から4つ先の「春日原」駅そばにイオンモールがあって、そこにはシネコンも。それで出かけてみた。これからよく使う映画館になるかも。この日見に行った、午後2時から上映の役所広司主演「銀河鉄道の父」は、東京での舞台挨拶を、全国300か所以上の
ジウ(キム・ドンフィ)が通うのはエリートばかりが集まる私立高校。しかし彼は経済的に苦しい母子家庭という「特別枠」で入学したため、数学の成績が思わしくないし、恵まれたエリート高校生たちとはなじめない。寮では使い走りのようなことをさせられ、コン