1952年、米軍統治下の沖縄。オン(永山瑛太)をリーダーとするグスク(妻夫木聡)、オンの弟・レイ(窪田正孝)たちは、基地に忍び込んで食料などをかっぱらい、持ち帰って住民たちに分配する、『戦果アギヤー』として知られていた。ところが、米軍も黙っ
このあいだ大阪までゴッホ展を見に行ったこともあって、ゴッホの人生を描いたこの映画を視聴。1956年制作というから、だいぶ昔の作品だ。フィンセント(カーク・ダグラス)は、ベルギーの神学校で学んでいたが成績が悪く、説教も下手。牧師たちは落第を告
ソウルに暮らすウンシム(ナ・ムニ)は、息子が事業に失敗し、借金を重ねるのに嫌気がさしてしまう。息子の妻の母であるグムスン(キム・ヨンオク)がソウルにやってくるが、実はウンシムとグムスンは、幼なじみだった。ウンシムは、グムスンと一緒に、故郷の
アーティスト支援をうたっている、海辺のちいさな町。理沙子(剛力彩芽)は、移住アーティストたちの住宅あっせんが仕事。そこへ入居することになった高岡(高良健吾)とヨーコ(唐田えりか)。しかし高岡は包丁の怪しげな実演販売で、おばちゃんたちを集め大
あまりの猛暑に、なかなか映画館にも足が向かず、NHKーBSで視聴。1987年制作だから、もう38年も前だ。1930年、禁酒法時代のシカゴ。ギャングのアル・カポネ(ロバート・デニーロ)は、密輸した酒で莫大な利益を得ていて、そのほかにも殺人をはじめ
1945年夏の長崎。看護学生のスミ(菊池日菜子)、アツ子(小野花梨)、ミサヲ(川床明日香)の仲良し三人組は、戦争の影響で学校が休校になり、故郷の長崎の街へ。長崎本線から望む海、丘の上から見下ろす、東洋一の大聖堂・浦上天主堂の威容。三人にとっ
桐野夏生氏の「女探偵・村野ミロ」のシリーズのとうとう最終話が刊行。桐野ファンなら説明不要であるが、「村野ミロ」は、彼女の作品群に登場するヒロイン。江戸川乱歩賞受賞の「顔に降りかかる雨」(1993年)から出てくる。ミロは、タフで泣き言を言わず
少し前になりますが、甲斐バンドの結成50周年記念ツアーのライブに行ってきました。会場は、今年、新たに建て変えた福岡市民会館。甲斐バンドのライブは在京中、東京・有楽町の国際フォーラムで聴いて以来、10数年ぶり。チケット代は12,000円とちょっとお
浅学にして、太田愛氏のお名前は存じ上げなかったのだが、マイミクさんがご著作を紹介してくださっていたので、紀伊國屋書店福岡店で購入。短編5偏とエッセイ1編から成り、短編は建物に見立てて「遊戯室」「中庭」「舞踏室」「書斎」「階段」となぞらえ、そ
もともとは、のんさんが運転士役の「新幹線大爆破」を見たくて、ネットフリックス契約をしたのだが・・1カ月契約して見終ったら解約のつもりが、ちょうどそのタイミングで韓国在住の友人に、済州島が舞台の韓国ドラマ「おつかれさま」を勧められて視聴(なか
ヨンイル(カン・ドンウォン)は、事故にみせかけて殺人を請け負う、ある犯罪集団のリーダーである。念入りに計画し、交通事故や、建築物の不備など、さも偶然の事故により死んだように見せていた。メンバーはかつてベトナム戦争で看護師をしていたらしいジャ
80歳のミシェル(エレーヌ・バンサン)は、パリから田舎町のブルゴーニュに移り住み、自然に囲まれた中で静かな生活を送っている。古い友人のマリー=クロード(ジョジアーヌ・バラスコ)と、いっしょに森にキノコ採りに出かけたりする日々。マリー=クロー
<新潮社公式サイトの紹介文より>大学の先輩後輩、江戸川乱歩と杉原千畝。まだ何者でもない青年だったが、夢だけはあった。希望と不安を抱え、浅草の猥雑な路地を歩き語り合い、それぞれの道へ別れていく……。若き横溝正史や巨頭松岡洋右と出会い、新しい歴
漫画家の岸辺露伴(高橋一生)は、世界中で人気で、招かれてヴェネツィアへ。担当編集者の泉京香(飯豊まりえ)は、気まぐれな露伴の行動に振り回されながらも、自分も国内線と国際線を間違え、慌てふためきながらイタリアへ向かう。幻想的なヴェネツィアの街
大阪の下町に住む、俊樹(鈴木亮平)とフミ子(有村架純)の兄妹は、両親を早くに亡くし、俊樹は親代わりとしてフミ子を育て、大学まで出した。フミ子は恋人の動物学者・太郎(鈴鹿央士)と結婚することになり、俊樹は肩の荷を下ろすとともに、一抹の寂しさも
「新幹線大爆破」、と言えば高倉健主演の1975年制作の名作パニック映画が浮かぶ。ネトフリ配信で話題になっている本作は、舞台を現代に替えたいわばリメイクなのだが、「1975年のひかり109号事件」がかかわっている、という設定にして、「ふたたび
28歳のケナ(コ・アソン)は老朽化した狭い団地に家族と住み、2時間かけてソウルの会社に通勤している。過酷な競争社会の韓国。上司と仕事の進め方で意見が合わず、心がすり減る。団地の建て替えにともない、新居への移転におカネがかかり、母親から資金を
1980年5月の韓国。前年に、朴正煕大統領が側近から暗殺され、政治的な混乱が続いていたものの、光州(クヮンジュ)の街で中華料理店をオープンさせた「和平飯店」では、街の人々にお祝いされ、名物のジャージャー麺をこしらえ、明るい日常が続くように思
佐賀の有明海沿いで海苔漁を営む漁師の徳田時生(伊原剛志)は52歳。漁の時期は朝が早く、重労働だ。もう30年も海苔漁師を続けているが、漁が暇なときはパチンコばかりに興じていた。あるときパチンコですっからかんになり、こっそり妻・奈々子(南果歩)
アメリカ・ニューヨークに住むデヴィッド(ジェシー・アイゼンバーグ)はウエブのバナー広告制作の仕事をしている。今回、いとこのベンジー(キーラン・カルキン)と一緒に、ポーランドを巡る歴史ツアーに参加することになった。ベンジーは定職にもつかず、「
ムヨン高校に非正規雇用の倫理講師として赴任してきたソ・シミン(シン・ヘソン)。先輩の教師ジェギョン(チャ・チョンファ)からは、「正規採用されたければ、おとなしくして、コトを起こさないようにね」と申し渡される。そして言われたのだ。「悪事を見て
会社をリタイアし、ブログに映画評を書いている70代の裕也。彼のもとにあらわれた若い女性・真紀は唐突に「あなたはわたしの祖父ではありませんか?」とたずねるのだった。真紀の祖母は、70年代半ばに活動していたシンガー・ソングライターの早智子。だが
ジェワン(ソル・ギョング)は弁護士。今回の仕事は、故意に相手をクルマで轢いて死なせた男の弁護。しかし男は金持ちの息子で、親から金はいくらでも積むから罪を軽くしてくれと依頼され、「相手が威嚇してきたので恐怖に駆られて、ついクルマを発進させた傷
東北の小さな漁村。百香<ももか>(井上真央)は、町役場に勤務して、増えた空き家の活用担当を任された。百香が以前住んでいた家も、誰もいない空き家になってるのだ。それでネット上に「4LDK、家賃月6万円」と募集をかけた所、即座にレスポンスが。空き
井之頭五郎(松重豊)は、パリへ出張。機内食のサービスで焼き鳥にするかビーフシチューにするか迷って、あとで注文しようとしたら乱気流で揺れ、サービスが一時中止。そのあと五郎は爆睡してしまい、気づいたら2食分の機内食が終わっていた。そして再度注文
新人賞を受賞したものの、その作品を文壇の大御所・東十条(滝藤賢一)に酷評されたばっかりに、その後作品発表の場もない、作家の加代子(のん)。あこがれの「山の上ホテル」に投宿し、大作家の気分になってみたが、なんと上階に、当の東十条が宿泊している
年末年始は混雑してるかな?とまだ新春の映画館には行ってないので、BSでやっていたこれを見たのが、が2025年の初映画です。昭和22年の信州・那須。飄々と歩く金田一耕助(石坂浩二)が「那須ホテルはどこ?」と若い女性(深田恭子)に尋ねると「ホテル