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日記一覧

月イチで参加している読書会、今回のお題は「水族館ガール」。実は、「ラノベかぁ・・出席は今回パスしようかなあ」と思っていたのだが、まあせっかくだからと買って来て読み始めた。以前、大学時代の友人が「みんなライトノベルというとバカにするけど、あの

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先般、復刊なった鷺沢萠氏の「ウェルカム・ホーム」を読み、そのとき改めて、彼女の文庫がほとんど絶版になってしまっている、という事実を知りわたしはかなりショックだった。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964029771&owner_id=5348548幸い、自分の蔵書

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葉室麟さん死去
2017年12月23日23:00

ついさっきネットで知ったニュース。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171223-00000066-mai-sociきょうも葉室さんの文庫本の最新刊「蒼天見ゆ」の広告を見て「読みたいな、今度買ってこよう」と思ってたばかり。作家デビューは遅かったのですが、藤沢周

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公立高校の野球部を舞台に、約10年ごとのクロニクルが展開される、須賀しのぶ氏の「夏の祈りは」を先般読了し、なかなか面白かったので彼女の著作リストを見ていたら、同様の高校野球モノが何冊か上梓されているのを知った。発行元が「集英社オレンジ文庫」

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バツイチの毅は、学生時代の友人で、妻を病気で亡くして小学生の憲弘と暮らす英弘の家に同居。激務の英弘に代わって、料理が得意な毅が主婦代わりをし、憲弘もすっかりなついている。しかし「僕にはパパがふたりいます・・」という憲弘の作文を読んだ毅は、「

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2006年、クリント・イーストウッド監督作品。封切り時にも当時住んでいた福岡市の映画館で見たのだが、BSジャパンで今夜放映していたので11年ぶりに再び見る。1944年、本土防衛の最後の砦とされた硫黄島に降り立つ、陸軍の栗林中将(渡辺謙)。彼は

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7月から参加している、難波での読書会、今回はわたしが課題図書を提案した。高橋弘希氏の「指の骨」である。(文庫カバーのあらすじ紹介より)『太平洋戦争中、南方戦線で負傷した一等兵の私は、激戦の島に建つ臨時第三野戦病院に収容された。最前線に開いた

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埼玉県の公立進学校・北園高校野球部。昭和33年に、県大会で準優勝したのが最高成績だった。それから30年、昭和最後の夏、北園高校野球部は有力選手をそろえ、「今年こそ甲子園!」の悲願のもと、夏の県大会準決勝へ。ことに30年前のOBたちからの叱咤はす

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安聖基トークショーから
2017年11月29日17:44

先般もちょっと書きましたが、11月26日に、「大阪韓国映画祭」でおこなわれた、韓国の俳優、安聖基(アン・ソンギ)のトークショーです。アン・ソンギは1952年生まれ、子役で映画デビューし、その後20代になってからさまざまなジャンルの映画に出演、

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大阪韓国映画祭のゲストで登場。カッコよくていい声です。子役時代から映画にでているので、今年で俳優生活60周年とのことです。彼のファンになって30年、こういう日が来るとは思ってもいませんでした。

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10月に見に行った「北斎展」に先般、再び足を運んできた。10月に行った際は相当な混雑ぶりに、会場を出るとくたくたに消耗したため、「またあの人ごみの中に出向くのはどうも・・」と二の足を踏んでいたのだが、二回目にチャレンジしたのは、ワケがある。

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<amazonの書籍紹介あらすじより>真人は、父親の転勤にともない、家族全員で日本からオーストラリアに移り住むことになった。現地の公立小学校の5年生に転入した真人だったが、英語が理解できず、クラスメイトが何を話しているのか、ほとんどわからない。い

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義母の病院検診の付き添いで、先月に続いて長崎に帰省することになったが、11日のVファーレンのホームゲーム、名古屋、福岡の結果次第だが、相手のカマタマーレに勝てばJ1に昇格が実現できる!しかもホームスタジアムは、長崎の家の近くなのだ!これは応援し

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感想を書かないまま、ずいぶんとたってしまった・・「ドリーム」1961年、キャサリン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー(ジャネール・モネイ)の三人の黒人女性たちがクルマでNASAに向かっっていた。キャサリンは

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前から読みたいと思っていた、梯久美子氏のノンフィクション、友人でマイミクのかたからお借りすることができ、ようやく読了できた。私小説の極北、とも評される「死の棘」の島尾敏雄・ミホ夫妻の真実に迫った、660頁を超える大著である。当初、島尾ミホの

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 “魚が言いました・・わたしは水のなかで暮らしているのだから あなたにはわたしの涙が見えません。”7月から参加している、ミナミの喫茶店に集う読書会。今回の課題書は、東山彰良の直木賞受賞作・「流」。これ、単行本で出た2年前に読んでるけど、まあ

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チーズ豆腐
2017年11月05日22:58

先週、奈良の正倉院展を見に行った折り、奈良県庁に出向している配偶者と待ち合わせて昼食に行ったのだが、そのお店の定食に出てきた「チーズ豆腐」がすごくおいしくて、店の人に「どうやって作るんですか?」とたずねてみた。「クリームチーズと豆乳、ゼラチ

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恒例の京都の「非公開文化財特別公開」。ふだんは一般公開していない文化財が、期間限定で春と秋に特別に公開されるというイベント。さすがに全部は回り切れないので、どこを見ようかと考えたが、前日に夕方の関西ローカルのTV番組で紹介されていた、上賀茂神

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第69回「正倉院展」
2017年11月01日23:38

朝、奈良県庁に出向中の配偶者が出勤するのと一緒に、6時56分発の電車に乗車。なんば駅で近鉄の快速急行に乗り換え、8時10分ごろ奈良駅に到着。そこから奈良国立博物館まで歩いていけば、8時半前に到着・・なのだが。すでに博物館の入り口にはざっと1

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予告先発
2017年10月30日22:22

今年の日本シリーズでは予告先発を行っていない。予告先発のないプロ野球って、いつ以来だろう?わたしはこっちのほうがいいと思う。先発投手をあらかじめ告知していなかった頃は、ローテーションから予想して、スポーツ新聞には「予想先発投手」が記載されて

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「北斎展」に行ってきました。いやぁ素晴らしくて堪能しました!・・って言いたいところなんだが。平日なのにこの人の多さはどうよ??チケット買うだけで行列が20分。ようよう館内に入場できても人の頭で、展示物が見えんやんか(^^; 満員電車の中で絵を見

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映画「ナラタージュ」
2017年10月25日21:53

映画配給会社で働く工藤泉(有村架純)。強めの雨が降る夜、遅くまで残業している彼女に、同僚の宮沢(瀬戸康史)は、彼女が持っている懐中時計を「大事な人からもらった時計?」とたずねる。雨は記憶を呼び覚ます。それは時計にまつわる思い出でもあった。大

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義母の見舞いで長崎に滞在中、病院に行く前に出かけた展覧会である。なぜかみょうに物事がシンクロする、ということが日常にもままある。9月に見たNHKのドラマ「眩(くらら)~北斎の娘」に、長崎から来て北斎に西洋画を依頼する「川原慶賀」が登場、ほどなく

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<(その1)からお話が続きます>(池澤) 葵の上のお産の時、御息所が生き霊となって取り憑く。光君だけ葵の上の声が、御息所の声に聞こえる。あのミステリー仕立ての工夫なんか、ひとつひとつ面白い。(角田) びっくりしますね。(池澤) 藤壺が、うっ

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朝日新聞社主催の対談に行ってまいりました。河出書房新社から発刊中の「日本文学全集」では、角田光代さんが「源氏物語」の現代語訳をなさっています。責任編集の池澤夏樹さんが、なぜ角田さんに現代語訳を託したのか、古典を現代語訳する意義、そして角田さ

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新大阪駅から野洲行きの東海道線に乗って、JR京都駅に9時少し前に着くと、国立博物館前を通るバスはすでにかなりの行列、ぎゅうぎゅうづめになること請け合いなので、歩いていくことにする。さほどの距離でもない。駅前の道を北へまっすぐ歩き、東本願寺の手

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ノーベル文学賞受賞、おめでとうございます。放置状態にしている、自分のウェブサイト(書評、映画評、エッセイ)に、16年前に書いたイシグロ氏の小説の書評があったので、ここに再録して祝意を表します。「わたしたちが孤児だったころ」(早川書房)『文明世

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瀬長亀次郎は沖縄の豊見城村生まれの政治家。衆議院議員を7期務め、2001年に94歳で没しているが、今でも沖縄では絶大な人気を誇る。これは、かつて「筑紫哲也ニュース23」でキャスターだった佐古忠彦氏が監督した政治ドキュメンタリーだが、政争でさ

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ミナミの喫茶店で開催の読書会、今回のお題は森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」。メンバー最年少(26歳)のKくんのご推薦です。わたしは森見さんと万城目学さんがどうにもごっちゃになってしまい(ふたりとも同世代で京都大学卒)、この本も未読かと

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1950年6月、北朝鮮軍は南に侵攻、9月には朝鮮半島のほぼ全域を支配下におさめていた。事態の打開のため、連合国軍の最高司令官・ダグラス・マッカーサー(リーアム・ニーソン)は仁川(インチョン)上陸作戦を決行しようとする。しかし、勝利の目算は低

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