シングルマザーのドッキ(ラ・ミラン)は経営するクリーニング店が火事で焼け、困窮。しかたなく、今は洗濯物を扱う工場で働くが、幼い子どもを託児所に預けるお金もなく、子どもと共に工場のロッカー室で寝起きする日々。そんな彼女に大手銀行の「ソン代理」
1992年の釜山。ヘウン(チョ・ジヌン)は、国会議員の公認候補として、次回選挙に出馬準備していて、本人はすっかりその気。ところが政界のフィクサー・スンテ(イ・ソンミン)が、自分の意のままになる候補者を公認。激怒するヘウン。党の公認がなければ
だいぶ前に見たことがあるのだけど、BSでやっていたので、視聴。この頃の黒澤明の時代劇は、どれも面白い。宿場町にふらりとやってきた浪人(三船敏郎)。彼は名を訊かれ、ふと眺めた場所に桑畑があったので「桑畑三十郎」と名乗り、「もうすぐ四十郎かもしれ
時は幕末の京。会津藩の高坂新左衛門(山口馬木也)は、藩命で長州藩の山形彦九郎(庄野崎謙)を斬るため、山中の寺の前で身構えていた。ところが雷鳴がとどろき、ふたりのところに落雷。新左衛門が意識を取り戻すと、江戸の街並み。いぶかしく思って歩を進め
ミンサン(ユ・ヘジン)は、住まいのビルのオーナーでもあり、不動産ディベロッパーにも勤務。ビル1階には動物病院がテナントして入っているが、ビル周辺で犬のフンがよく落ちているので我慢ならず、動物病院「DOG DAYS」の女性院長ジニョン(キム・ソヒョン
滝沢馬琴(役所広司)は、あらたな作品の構想を考えていた。ときは300年前の安房の国。里見家の当主・義実(小木茂光)は、城を攻められ苦戦。愛犬の八房に、「敵将の首を獲ってきたら、娘の伏姫を花嫁にする」と言うと、八房は見事、それを果たし、里見家
塩田千春さんの大規模な展覧会が大阪で開催。中之島美術館だけの開催なので、大阪まで行ってきました。4年前、コロナの直前に、彼女の故郷・岸和田で小規模な作品展覧会が開かれたことがあり、ご本人も出席。そのときも、当時住んでいた豊中市から岸和田まで
ムーダン(日本で言えば巫女)のファリム(キム・ゴウン)と、弟子のボンギル(イ・ドヒョン)は、はるばるロサンゼルスへ向かう。韓国からアメリカに移住した一家だが、赤ん坊の男の子が、謎の病気で死にかけているというのだ。この一族は、代々、跡継ぎの男
2014年。バーニー(マイケル・ケイン)とレネ(グレンダ・ジャクソン)の夫婦は、イギリスの老人ホームにふたりして入居し、静かな余生を送っていた。早朝の散歩はバーニーの日課だ。1944年のノルマンディー上陸の「Dデイ」70周年の式典が行われる
話題を巻き起こした、前作「ジョーカー」の続編。(「ジョーカー」を2019年に見たときの感想)https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973262478&owner_id=5348548ジョーカーことアーサー(ホアキン・フェニックス)は、5人を殺害し、拘留中。出演していたテレビ
中国・杭州の西湖畔の山の斜面に広がる広大な茶畑。ここで働く人々は、山の神に安全を祈願して山に入り、茶を摘む。中国では最高峰の「龍井茶」として知られているのだ。タイホア(ジアン・チンチン)は、茶摘みの仕事で、ひとり息子ムーリェン(ウー・レイ)
近未来のアメリカ。連邦政府から19の州が離脱、テキサスとカリフォルニアからなる「西部軍」が、政府軍との内戦に突入し、アメリカ各地で武力衝突が起こっていた。独裁的な大統領は「3期目」に入り、「勝利は近い」と演説するのだが、ワシントンD.C.に西
フィリピンで無残に殺された韓国人青年・ソンジェ。彼の遺体が韓国に移送される。マ・ソクト刑事(マ・ドンソク)は、デリバリーアプリが麻薬密売に利用され、ソンジェがアプリ開発者であること、そして彼の殺害が不法オンラインカジノと関連していることを知
詩人で大富豪の妻・スオミ(長澤まさみ)が突然、失踪。夫・寒川(坂東彌十郎)は大ごとにするな、妻はすぐに帰って来ると言うが、刑事の草野(西島秀俊)は、誘拐されたに違いない、と気が気でない。時代がかった逆探知機を、これも時代がかった固定電話に取
1986年、レバノン内戦下のベイルート。混乱する状況下で、韓国の外交官が拉致され、消息不明になってしまう。その1年半後。韓国外交部(日本の外務省に相当)のイ・ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、希望していたイギリス赴任がかなわず、後輩でソウル大学
ゆみ子(江角マキコ)は、子どもの頃、突然祖母が四国に帰る、と言って出て行き、家に戻ってこなかった。あのとき、強く引き留めておけば、と大人になっても後悔をひきずっている。尼崎の下町で暮らすゆみ子は、幼なじみの郁夫(浅野忠信)と結婚。やがて男の
1936年のベルリンオリンピック、マラソンの金メダリスト孫基禎(ソン・ギジョン)。しかし当時の朝鮮は日本の植民地。彼は「日本人選手」としてユニフォームに日章旗を付けて走った。表彰式では君が代が演奏された。無念の思いを隠し切れなかった彼は、そ
1979年10月、韓国で長らく独裁を敷いていたパク・チョンヒ大統領が、側近に暗殺された。独裁者の死で、つかのま、「これで民主化がすすむのではないか」という期待が高まったものの、暗殺事件の合同捜査部長に就任したのはチョン・ドグァン保安司令官(
村上春樹の短編小説をもとにしたアニメ映画である。監督のピエール・フォルデスは、アメリカ生まれ、パリ育ち。ニューヨークでアーティスト活動を始めヨーロッパに渡り、短編映画などを制作。今回見たのは、日本語吹き替え版。2011年3月、東日本大震災が
さびれてうらぶれた街。18歳のヨンギュ(ホン・サビン)は、母の再婚相手の継父の暴力におびえる日々。彼のたったひとつの望みは、憧れの国「オランダ」に移住することだった。継父の連れ子で“血のつながらない妹”・ハヤン(キム・ヒョンソ)が、高校でイ
外出するのも憂鬱になるような酷暑続きの中で、まさに「一服の清涼剤」となるようなコンサートでありました。山下達郎、御年71歳。なのに全国43公演のツアーを敢行し、FMラジオのレギュラーを持ち、曲も書いて、奥様の新譜制作もバックアップ・・なんとも
毎週金曜日の朝日新聞夕刊に掲載の映画評頁で、この映画のことを知る。人間みたいな猫が出てくるアニメ、とあれば、猫好きのわたしの心が動かないはずがない。夏休み、かりん(声・五藤希愛)は父親・哲也(青木崇高)とひなびた田舎のお寺へ。出てきた住職(
1970年代の韓国の漁村・クンチョン。海女たちは海に潜って海産物を採っていたが、近くに化学工場が出来、その廃水で、獲物は全滅。商売あがったりだ。当時、税関での課税逃れのため、積み荷の一部をあえて港から離れた海底に投棄し、あとでこっそり回収し
2029年、アメリカに次ぐ2番目の月着陸の探査ロケット「ウリ号」が、韓国から打ち上げられようとしていた。5年前にも、アメリカのNASAからスカウトされた技術者・ジェグク(ソル・ギョング)とファン博士(イ・ソンミン)が中心になってロケットを設計し
1970年の12月、マサチューセッツ州にある全寮制の男子校。歴史教師のハナム(ポール・ジアマッティ)は、厳しい授業で生徒には評判が悪い。成績も辛めの評点。しかも、落第にした生徒の親が学校に多額の寄付をしており、落第のため大学に入学できなかっ
ロンドンに住むニコラス(アンソニー・ホプキンス)は、株の仲買人を長くやっていた。1987年、ラジオからアメリカの株暴落のニュースが流れる。ニコラスは裕福な生活らしく、庭にはプールも。妻(レナ・オリン)から、雑然とした書斎の片づけを言い渡され
<帯の内容紹介から>1999年に日本でピルが承認される約三十年前に、ピル解禁と中絶の自由を訴える一人の女がいた。派手なパフォーマンスで一躍脚光を浴びるも、その激しいやり口から「はしたない」「ただのお騒がせ女」などと奇異の目で見られ、やがて世
作家・佐藤愛子氏の珠玉、ではない言いたい放題のエッセイ「九十歳。何がめでたい」を映像化したコメディ。佐藤愛子(草笛光子)は、「最後の仕事」として長編小説を書きあげた後は、作家業は引退。九十歳を迎え、「九十歳とはおめでたいですねえ」という周囲
今年も行ってきました、BEGINのコンサート。スケジュール確認したら福岡公演もあるので、早めにチケットを確保。会場に着いたら、やっぱり?観客はけっこう年輩者多し。「どこかで見たことがあるんだけど名前が思い出せない」女性を見かけるが、誰だろう?単
1999年、全羅北道(チョルラプクト)の小さな町・参礼(サムレ)で、スーパーマーケットに強盗が入り、経営者の女性の母は、縛られてテープを口で塞がれたため死亡。ほどなく、近所に住む三人の少年たちが逮捕された。事件は解決したかに見えたが、翌年、