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2023年10月14日10:00

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映画「ルー、パリで生まれた猫」

このところ、ハードでシリアスな映画を見ることが続いたので、ちょっとほんわかしたものが見たくなり、この映画を見に行きました。
全編、可愛い猫が登場するので、猫好きにはたまらない映画だと思います。

クレムはパリに住む10歳の少女。
屋根裏部屋で生まれたキジトラの子猫を見つけ、「ルー」と名付ける。
母親はいい顔をしないが、父親は飼うのに賛成。
子猫のルーはいたずらで好奇心旺盛。活発に動き回り、アバートメントの外に出て行って、クレムをヒヤッとさせる。
3カ月がたち、ルーもだいぶ大きくなる。

ある日一家は森の中の別荘へ。クレムはルーもクルマに乗せて連れて行く。
近所にはアーティストの貫禄ある女性・マドレーヌが、ランボーという名の、見た目はおっかない大型犬と住んでいる。
ルーは森の中を探検しながら、野良猫として暮らす、真っ白な猫に心惹かれる。

パリに戻ると、クレムには悲しい話が待っていた。両親が離婚することになったのだ。
別れて暮らしても、愛情は変わらないと父は言うが、クレムは寂しくて悲しくてたまらない。

冬、ふたたび別荘へ出かけたとき、ルーは森の中に行ったきり戻らなかった。
マドレーヌは、家の中に閉じ込めるより、いっそ森にいたほうがいい、と言う。
心残りのまま、クレムはパリに戻る。

雪が積もる寒い日、マドレーヌは、ランボーが森の不法投棄されたゴミの中で、何かを見つけるのに気づいた。近づくとそこにいたのは瀕死のルーだった。

パリから母親と駆け付けるクレム。しかし、マドレーヌは苦しみを長引かせるのはよくないと言う。
3日間待ったところ、ルーは奇跡的に回復。
ルーの脳裏には、いっしょに森を駆けまわって遊んだ、白猫の姿があった。

クレムはルーを連れて帰りたかったが、ルーが森の生活を選びたがっているのを感じ取り、そのまま森へ返すのだった。ルーは仲良しの白猫と、森を縦横無尽に駆け回る・・


これ、CGじゃなければ、どうやって猫を訓練したんだろう?撮影は根気が要ったろうなあ、と画面を見ながら思ってしまう。まあ、猫たちの愛らしいこと。

日本の映画だったら、少女が元気になった猫を連れて帰ってメデタシ、メデタシ・・・のような気がする。
フランスでは、森に放してしまっているけど、映画の最後には「日本では愛玩動物を放置すると虐待になります」といった字幕が出る。
わたしも、森の中だと外敵も多いしけがや病気のリスクもあるし、都会とは言え、家に連れて帰って「飼い猫」として育てるほうがいいのになあ、とやはり思うのだった。

鑑賞者には「ルー」ちゃんの可愛いポストカードプレゼントがありました。
(10月12日、キノシネマ天神)
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