タイトルの通り、本書は沢木耕太郎氏による作家論のアンソロジーである。取り上げられているのは、井上ひさし、山本周五郎、田辺聖子、色川武大、吉行淳之介、檀一雄、カポーティーなどなど22人に及ぶのだが、なんといっても異色なのは、巻末に特別に収録さ
宅配ドライバーのゴヌ(カン・ドンウォン)は、アイドルタレントのスア(キム・ユジョン)を暴漢から助けたことで、一躍、国民的ヒーローに。「模範市民」として表彰され、ゴヌが宅配先に行くと、子供にサインをねだられるほどだった。ある日、長らく会ってい
「レッスル」ギボ(ユ・ヘジン)はかつては韓国のレスリング代表選手だったが、愛妻を病気で亡くし、やはりレスリング選手の息子・ソンウン(キム・ミンジェ)を五輪金メダリストにするのが夢。今は主夫業と、レスリングジムでおばさま方相手のエアロビクスト
友人がツイッターでこれは面白い! と書いていたので新年早々に購入。出版は昨年の11月なのに気づかなかった。日本現代文学については、いろんな解説書が出ているものの、たいていは60年代どまり。そこで我らが斎藤美奈子お姉さまが、「ならばわたしが書
ソングン(ソル・ギョング)は売れない俳優。舞台劇「リア王」で、急きょ出演が決まるが、晴れ舞台に頭が真っ白になってしまい、セリフが出てこない。息子や母親も舞台を見に来ていたのに、赤っ恥をかいてしまった。失意のソングンのもとに、あるオーディショ
2013年、NHKの朝ドラ「あまちゃん」が大好評のうちに終わったあと、夫が、「クドカンに今度は大河ドラマを書かせたら面白いんじゃないかな」と言ったことがあった。そのときわたしは、「うーん、彼の大河ドラマを見て見たい気もするけど、あれは1年の長
これも年末に見た映画ですが、年明けてようやく感想のUPです。かつてWBCウェルター級東洋チャンピオンだったジョハ(イ・ビョンホン)。しかし審判を殴ってしまったことで引退せざるをえなくなり、40歳の今はチラシ配りで糊口をしのぐ毎日。そんなある日、