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2023年06月23日13:11

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映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

NHKでドラマ化されていた「岸辺露伴は動かない」が、映画化。
今度の舞台は、パリ・ルーヴル美術館。

漫画家で、特殊能力を持ち、相手の心の中を本の形にして文字化し、読むことのできる岸辺露伴(高橋一生)。
ある日、フランスの画家・ルグランの、キャンバスいっぱいに真っ黒な絵をオークションサイトで競り落としたところ、謎の男たちに追われ、奪われる事件が。

彼は、若き駆け出し漫画家時代、祖母(白石加代子)のいる旅館でひと夏を過ごしていたのだが、そこで出会った美しい女性・奈々瀬(木村文乃)から「この世で最も黒くて邪悪な絵」のことを聞かされる。
それは江戸時代の画家・山村仁左衛門が描いた絵だった。

ルグランはどうしてこういう絵を描いたのか、そして仁左衛門の絵との関係は?
露伴はリサーチのため、担当編集者の泉京香(飯豊まりえ)とともに、仁左衛門の絵が収蔵されているという、ルーヴル美術館へ。
データベースには地下倉庫に収蔵されているとあったが、東洋美術の専門職員・辰巳(安藤政信)も、その存在は知らないという。

しかし、仁左衛門の絵には、彼の怨念が込められ、ルーヴルで怪奇現象を起こし、そしてまた、美術館ではひそかに贋作制作がおこなわれ、すりかえたホンモノの名画は、ルグランの画布にしのびこませるという、計画がすすんでいたのだった。
露伴たちは、巨大な陰謀に巻き込まれていく・・


高橋一生くんのファンなので、TVドラマの「岸辺露伴シリーズ」も全部見たし、映画化され、ルーヴルが舞台と聞いて見に行ってきました。

でも、言ってみれば、もうマンガチックなお話に終始してます。
・・って原作がマンガですもんね(;゚Д゚)
露伴の人物像が荒唐無稽で気難しすぎるし、トンデモ映画っぽいんですが、一生くんの演技力が、物語を現実につなぎとめているというか。

セリフの声色も、彼本来のものとかなり変えており、ああいう喋り方で演じるのは、実はかなりむずかしいのではないかと。

何より、この映画、映像がとても美しい。
わたしはフランスには行ったことがないので、ルーヴル美術館の内部の様子など、とても楽しめました。
若き日の露伴(長尾謙杜)が逗留する旅館の光景もやけにレトロで、なまめかしい雰囲気を出している。
そして、江戸時代のパートでは、山村仁左衛門を高橋一生自身が演じているのが、ファンには嬉しいところ。
ルーヴル美術館は広くて、収蔵品も多いから、知られてない作品がどこかに眠っているとしてもおかしくないかも、と思わせます。
(6月16日、T・ジョイ博多)
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