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日記一覧

東京では夏に開催されていたエッシャー展が、秋になって大阪に巡回。ようやく昨日、見に行くことが出来ましたが、学校は冬休み、企業の多くはすでに御用納め、ということもあってか、会場はかなりの混雑。エッシャー、といえば、「だまし絵」が何より有名で、

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上京して二日目、もうひとつ美術展を見に行こうと思い、東京の友人に「ルーベンス展とボナール展、どっちがいい?」とたずねると速攻で「ボナール展!」との答え。それでひさびさに、六本木の国立新美術館に向かうことにする。宿泊のホテルからは、富士山やス

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上野の森美術館で「フェルメール展」を見た後、同じ上野にある美術館なんだし・・とムンク展へ向かう。ムンクと言えばかの有名な「叫び」とか、病的な「マドンナ」を思い出し、あまり積極的に「見たい!」と思うような絵ではなかったのだが、先週のBS日テレの

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わずか30数点しか現存していないフェルメール作品のうち、9点が来日する! ということで話題のフェルメールの展覧会。東京展が開催中だが、大阪にも巡回するので来年見に行こうと思っていた。そうしたら、東京展のみ展示で、大阪展には出品されない作品が

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最近の読書から
2018年12月11日14:57

精神的に余裕がなくて、あまり読書もはかどりませんが、ちょこちょこ読んだものから。「フーガはユーガ」伊坂幸太郎(実業之日本社)優我(ゆうが)と弟の風我(ふうが)は双子の兄弟。父親から虐待を受け育った彼らだが、ふたりには特殊な才能があった。誕生

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映画「斬、」
2018年12月03日11:19

時は幕末。浪人の杢之進(池松壮亮)は農村に住み込んで手伝いをしながら、農家の息子・市助(前田隆成)に剣術の手ほどきをしていた。自分も侍だったら、こうして剣術で腕を振るいたい、と思う市助。剣の腕の立つ杢之進は、幕末の動乱の声を知っていて、いず

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イギリスの「伝説的」とも言っていいバンド、クイーン。そのリードボーカルだった、フレディ・マーキュリーを主人公に、彼がバンドとともにたどった人生を描く。インド系の両親を持つフレディは17歳の時にイギリスへ移住。空港で荷捌きの仕事をしていたが、

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映画「華氏119」
2018年11月29日09:34

2016年11月、アメリカ大統領選挙。アメリカのみならず世界の多くの人々は、アメリカ初の女性大統領の誕生を信じていたー。ところがフタを開けてみれば・・そのまさかまさかのトランプ大統領の当選。しかし就任からはや2年近く、我々はもう彼の失言、暴

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朝鮮の青磁が大好きである。「中国の青磁の青は空の青、朝鮮の青磁の青は翡翠の青」だと教えてくれたのは、大学の同級生だった考古学科の友人だった。以前、韓国に旅行した時も、青磁の湯飲みを、配偶者へのお土産に買ってきたものである。この展覧会は、地下

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大阪韓国映画祭、今年は黄正民(ファン・ジョンミン)特集。彼の主演映画の「ヒマラヤ」上映に応募して当選。ファン・ジョンミン本人のトークショーの回もあったのですが、多分競争率高そうだと思って、こちらに応募しました。2016年公開ですが、当時、見

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大阪のビジネス街・北浜にある生駒ビル地下会議室での読書会、11月は少し趣向を変えて司馬遼太郎の短編集「王城の護衛者」です。現在の大河ドラマが「西郷どん」で、幕末モノということもあったんですが、本書はタイトルの「王城の護衛者」が松平容保、以下

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少し時間がたちましたが、読書会の報告です。クラシックな建築が目をひく、「生駒ビル」の地下会議室での恒例の読書会、前回の村上春樹「1Q84 book1」のつづき「book2 book3」についての感想や疑問点を、フリートーク形式で語り合いました。当初は「1Q84

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藤田嗣治ファンを自任するわたしは、フジタの絵もずいぶん見たし、評伝や解説本や雑誌の特集もあちこち読んで、フジタのことをすっかり知ったつもりになっていた。先般、京都のフジタの回顧展を見た後の感想で、「熊本時代のフジタに関する記述がほとんどない

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興福寺中金堂、北円堂
2018年10月31日12:05

10月29日に、奈良国立博物館の「正倉院展」を見た後、その前週の20日に落慶法要がおこなわれたばかりの、興福寺中金堂へも足を延ばしてみた。大型観光バスが何台も横付けされ、多くの人がやって来ている。鮮やかな朱色に塗られた柱が目にまぶしい。享保

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第70回 正倉院展
2018年10月29日21:58

今年もやってきました、年に一度の正倉院展のシーズン。で、やっぱり、すごーく混雑してます(;´∀`)きょうは月曜日だから少しはすいてる?と思ったけど9時10分ごろ奈良国立博物館に到着すると、すでに長蛇の列になっていて、10分ほどの待ち時間で入場

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堀田善衞(ほった・よしえ)という作家は、若い世代にはなじみがないかもしれない。没後ちょうど20年たつ。そして今年は生誕100年。しかし、彼は生前からわたしの好きな作家のひとりで、歴史というものの見方、ヨーロッパの精神を教えてくれた作家である

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映画「ファイティン!」
2018年10月26日11:46

幼い頃、困窮した母親に、アメリカへ養子に出されたマーク(マ・ドンソク)。マッスルな体の男に成長し、アームレスリングのチャンピオンを目指していたものの、八百長疑惑をかけられて除名され、クラブの用心棒をやっていた。そこへ現れたスポーツエージェン

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昨年、フジタの大掛かりな回顧展が2018年に開催される、と知ってから1年以上ずーっと楽しみにしていた展覧会である。フジタの評伝をふたたび読み返し、彼の書簡を分析した林洋子氏の新刊も読んだ。そのため、助走はばっちり、という感じだ。東京展は大変

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「教誨師」とは、受刑者の心の救済に努め、彼らが改心できるように導く人。牧師の佐伯(大杉漣)は教誨師。ボランティアで、6人の死刑囚たちと向き合い、日々悩みつつ、教誨を重ねていた。鈴木(古館寛治)はストーカー行為で、相手の女性やその家族までを手

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読書備忘録
2018年10月17日22:55

最近は、ちょっとさまざまのゴタゴタで忙殺され、なかなかゆっくり読書ができないなー。読んだそばから内容を忘れてしまう情けないこの頃、備忘録というより、読書メモ。「襲来」(上)(下)帚木蓬生(講談社)日蓮の生涯と、蒙古襲来がテーマの時代小説。房

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「返してもらうんじゃない、沖縄を取り戻すんだ!」千葉一夫(井浦新)は、戦時中、米軍の無線傍受の任務を担っていたが、1945年4月、沖縄に米軍が上陸、貴重な水を運ぼうとしていた島民を狙い撃ちにする、という無線を聞いて怒りに震える。しかし、日本

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夏にも山下達郎の大阪公演があったものの、チケットの抽選にハズれてがっくり。すっかりチケット入手困難アーティストになってしまったので、今年のツアーは行けないかなあ、と半ばあきらめていたものの、10月にも再び大阪公演が。こちらは応募してようやく

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10代の頃、「好きな画家は東山魁夷」と言ってた記憶がある。当時のわたしはキレイに、きっちり、丁寧に描いたのがいい絵、と思っていたので、画壇の巨匠でまさにそんな絵を描く東山画伯は、理想的な画家だった。無知な子供だし、たくさんの画家を知ってるワ

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映画「寝ても覚めても」
2018年09月29日11:00

大阪に住む朝子(唐田えりか)は、ある夏の日、中之島の美術館で牛腸茂雄(ごちょう・しげお)の写真展を見ていた。その会場にいた、鼻歌を口ずさむ奇妙な若い男性。朝子は気になって、つい彼のあとを追う。美術館を出てすぐの土佐堀川のほとり、朝子はその男

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大阪・ビジネス街の北浜にある「生駒ビル」での読書会。7月にオウム真理教・地下鉄サリン事件の実行犯らが一気に死刑執行されたこともあって、主宰者の土居豊氏から、「1Q84」を再度読んでみましょう、と提案が。わたしは今年1月からの参加なのですが、

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1987年、韓国は全斗煥(チョン・ドゥファン)の軍事独裁政権下で、自由な言論は制約のもとにあった。1月、ソウル大生(ソウル大は日本の東大に相当)が、反政府デモについての取り調べ中に南営洞(ナムヨンドン)警察で急死。共産主義者摘発に血眼なパク

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8月に見た映画ですが、ようやく感想をUPです(^^;第二次大戦中、ナチスによるユダヤ人排斥が続き、1943年6月、ゲッペルスはベルリンからユダヤ人を一掃した、と発表。しかし実際には7000人ものユダヤ人がベルリン市内に潜伏。そのうち1500人が終

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春に東京で開催していた展覧会が夏休みになって大阪に巡回。しかし、開催スタートから、連日の35度とか36度といったとんでもない猛暑。展示の美術館って、地下鉄の駅からけっこう歩かねばならず、それを考えただけでも気力がしぼんでしまい、「少し涼しく

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先般の芥川賞受賞作である。長崎へ向かう、帰省の特急の中で読む。<Amazonの内容紹介より>春休み、東京から山間の町に引っ越した中学3年生の少年・歩。新しい中学校は、クラスの人数も少なく、来年には統合されてしまうのだ。クラスの中心にいる晃は、花札

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映画「ザ・メイヤー」
2018年08月30日17:42

お盆に夫の実家で家事に忙殺され、帰阪してから半分寝込んだような生活が続いていたが、朝夕は、いくぶん涼しさを感じるようになって、ようやく安堵している。やはりあの猛暑が果てしなく続くわけではないらしい。だが、日中の暑さはそのままなのに、6時半過

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