mixiユーザー(id:5348548)

2023年10月11日10:25

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韓国映画「ハント」(ややネタバレあり)

1983年。アメリカを韓国大統領が訪米するが、在米韓国人たちが、母国の軍事政権の人権弾圧に抗議して激しいデモがおこなわれていた。

韓国の国家安全企画部の海外班長・パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)や国内本部長のキム・ジョンド(チョン・ウソン)はCIAも絡み、デモの対応に追われる。
そんな中、CIAからテロリストを見つけたとの情報が入り、犯人を追うパクとキム。
犯人は爆薬も使い、激しい銃撃戦ののち、キムが射殺。

韓国に戻ったパクは、組織内に「トンニム」と呼ばれる、北朝鮮のスパイが潜伏していると聞かされる。それはいったい誰なのか・・?
疑心暗鬼の中、キムは激しい拷問をおこなうことに。

さらにパクは、日本国内で、亡命を求めている北の核物理学者の逃亡を助けるミッションが。しかし東京では、北のエージェントとの激しい銃撃の末、失敗に終わった。

上司から失態を叱責されるパクだったが、上司の汚職の証拠をつかんでいるパクは、逆にそのやりとりのテープを聞かせて、上司を恫喝するのだった。

トンニムの正体がわからぬままだったが、大統領がタイを訪問することに。
外遊にはパクやキムたちも同行して、まだ見ぬ二重スパイの影に備えるのだったが・・


「人気俳優のイ・ジョンジェが監督した、スパイ・アクション大作!」という触れ込みの映画。
80年代の韓国を史実とフィクションをまじえて描いてるんだが、「こんなのありえなーい!」という描写が多く、ちょっと「トンデモ映画」感が漂うのを、個人的には感じました(;´∀`)。

だいたい、東京の真ん中で、南北の工作員がドンパチやったら、外交問題やんか(-_-;)
主権侵害もいいとこで、ありえません。
劇中のタイでのテロはあきらかに、ビルマ(当時)のアウンサン廟での事件をモデルにしていますね。あのときはかなりの死傷者が出たものの、全斗煥大統領は無事だった。

パクもキムも実のところは、南北対立、戦争、といった関係悪化の阻止を望んで悪名高き「安企部」で暗躍していた、ということなのだが、登場人物が南北入り乱れて、関係がわかりにくい。さらにバイオレンスシーンも多くて、漫然とスクリーンを見ていると置いてきぼりになってしまう感じであります。
(10月4日、T・ジョイ博多)
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