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日記一覧

「パターソン」(ジム・ジャームッシュ)を見た。ジム・ジャームッシュの久しぶりの作品だ。彼の初期作品「ストレンジャー・ザン・パラダイス」は白黒のロード・ムービーで印象的だったことを思い出す。ニュージャージー州パターソン市でバスの運転手をしてい

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原田マハ著『いちまいの絵/生きているうちに見るべき名画』(集英社新書)読んだ。私は絵画を題材にした原田マハの小説が好きだなのだが(買い置いて読めていない本が数冊まだある)、この本の26枚の絵画に対して原田マハが何に感動し、新たな創造物の世界

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永千絵著『父「永六輔」を看取る』(宝島社)読んだ。この本は、昨年7月になくなった永六輔さんの闘病と娘の千絵さんら家族の介護の記録である。永さんの人柄が偲ばれるともにご家族の暖かさがそこかしこに感じられる本だった。また介護に関するさまざまなサ

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以前に買い置いていた上原善広著『差別と教育と私』(文藝春秋、2014年3月刊)読んだ。この本を買ったのは、以前橋本徹大阪知事(当時)の出自をめぐっての「週刊朝日」の佐野眞一の連載(第1回で中止された)に関する雑誌等での様々な論評のうち著者の

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引き続き上原善広著『日本の路地を歩く』(文藝春秋、2009年12月刊)読んだ。実は丁度『路地の子』を読んでいたとき、本の山が崩れ、この本が出て来たのだ。なんとグッドタイミング。この本は日本の「路地」(被差別部落)を訪ねて歩いた本でる。私は昔

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上原善広著『路地の子』(新潮社)読んだ。著者は被差別出身のルポライターで、この本は彼の父・上原龍造氏(彼は解放同盟とは別の同和会系の組織に属し、食肉業を生業として生きた。)の生涯を辿り、その帰結を著者の自分史と重ねて叙述した、自伝的ノンフィ

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宮澤佳廣著『靖国神社が消える日』(小学館)を読んだ。買うのを迷ったが、結局タイトルに引かれて買った。著者は元神社本庁幹部、元靖国神社幹部で、退職後國學院大学兼任講師で、靖国神社の国家護持(靖国の「公共性」云々と著者は言う)論者である。著者は

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ルシオ・デ・ソウザ、岡美穂子著『大航海時代の日本人奴隷/アジア・新大陸・ヨーロッパ』(中公叢書)を読んだ。大航海時代(日本の戦国時代、豊臣政権時代に当たる)、ポルトガルの貿易圏がインド(ゴア)、フィリピン(マニラ)、中国沿岸部(マカオ)、日

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「ハイドリヒを撃て/『ナチスの野獣』暗殺作戦」(ジョーン・エリス)を見た。イギリス・チェコ・フランス合作映画で、監督はイギリス人。ドイツに占領されたチェコを支配するのは、ヒトラー、ヒムラーにつ次ぐライン・ハルト・ハイドリヒ。チェコはその過酷

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