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日記一覧

近藤誠著『「余命3カ月」のウソ』(ベスト新書)を読んだ。家族に癌患者がおり、必要があって読んだ。近藤誠氏は「癌放置医療」で知られる医者だ。癌には生命に関係しない「がんもどき」と生命に関わる「固形がん」の2種類があること、前者は摘出手術は必要

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吉田簑助著『頭巾をかぶって五十年/文楽に生きて』(淡交社)を読んだ。私は互助組合の鑑賞で安くチケットが入るので、文楽は毎公演見ている。最近、高齢の大夫、技芸員の重鎮の方が引退や亡くなったりされている。高齢でなお素晴らしい芸を見せていただける

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佐藤美由紀著『世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉』(双葉社)を読んだ。すこし前にインターネットで2012年のリオ・デ・ジャネイロでの「持続可能な開発会議」でのウルグアイ大統領ホセ・ムヒカのスピーチを知り、感動したことがあった。詳し

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先に水木しげる・荒俣宏著『戦争と読書/水木しげる出征前手記』(角川新書)を読んだので、この機会に水木しげるの「自伝」と「戦記」を読んでおこうと思った。読んだ水木しげるの「自伝」は『ねぼけ人生』(筑摩文庫)、「戦記」はマンガ『総員玉砕せよ!』

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矢部宏治著『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社)を読んだ。この本を白井聡さんが『「戦後」の墓碑銘』(金曜日)で次のように高く評価している。「著者の矢部氏は、(中略)『戦後再発見』双書(創元社)の仕掛け人の編集者である

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水木しげる・荒俣宏著『戦争と読書/水木しげる出征前手記』(角川新書)を読んだ。水木しげるは出征前に手記を書いていて、今回それが発見され、本になった。その手記に関して、作家の荒俣宏が解説を書いている。荒俣は学生時代に水木に弟子入りし、水木のた

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「天皇と軍隊」(渡辺謙一)を見た。2009年にフランス及びドイツのテレビ向けのドキュメンタリーで放映された作品だ。敗戦で終わり冷戦で始まった「戦後」の分水嶺に「天皇」と「広島」がある(映画のパンフレットでの監督の言葉)というモチーフから「戦

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横田増生著『仁義なき宅配/ヤマトvs佐川vs日本郵便vsアマゾン』(小学館)を読んだ。宅急便の「ヤマトvs佐川vs日本郵便vsアマゾン」の苛烈な競争(佐川、ヤマトのが先頭を争い、3位のに日本郵便がそれを追い上げる)の実態を詳細に分析する本だ。また、著者

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