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日記一覧

高橋源一郎著『「読む」ってどんなこと?』(NHK出版)を読んだ。誰もが学校で教わった「文章の読み方」では「読めない」ものがあることを、著者が選んだ小説、詩、エッセイ、ノンフィクションを通じて、著者と一緒に本を読み直すとても考えさせられる本だ

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池部良著『そして夢にはじまった(木蓮の巻)』(毎日新聞社)を読んだ。俳優池部良が「エッセイの名手」ということは知っていたが、読んでみて、さすがその通りで大変おもしろい本だった。立教大学英米文学科卒業後、東宝に監督志望で入ったが、戦争が始まり

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はじめて電子書籍を買った。kindle電子版のソフトをダウンロードして、アマゾンで購入した。最初、要領がつかめず、手間取ったがうまくいった。買った電子本、『網走五郎 神社物語』の著者渡辺尚武は沖縄護国神社の宮司をしたことがある人で、超右翼で有名な

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濱田研吾著『俳優と戦争と活字と』(ちくま文庫)を読んだ。文庫本オリジナルで近刊本だ。出てくるのは私が好きな俳優で、それもここ10年ほどの間に鬼籍に入った人が多い。あの俳優たちの戦争体験を自叙伝や公刊された本で辿る大変おもしろい本だった。目次

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「ストックホルム・ケース」(ロバート・バトロー)を見た。カナダ、スウェーデンの合作。「ストックホルム症候群」という言葉があるが、実際にスウェーデンであった銀行強盗事件で、人質が犯人に同情あるいは同調し、、犯人の味方になることを「ストックホル

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フランス文学者鹿島茂と立命館アジア太平洋大学学長出口治明の対談『世界史に学ぶ コロナ時代を生きる知恵』を読んだ。第1章・感染症が世界史を変えたが特におもしろかった。私は鹿島茂の本が好きで、書評氏としても優れていて、よく読んだ。この章の歴史的

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郭晶著(稲畑耕一郎訳)『武漢封城(ロックダウン)日記』(潮出版社)を読んだ。今年の1月23日、新型コロナウィルス発祥の地、武漢は突然封鎖(ロックダウン)された。その封鎖された武漢の一部始終をSNSで発信し続けた若い女性がいた。その日記が世界

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