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日記一覧
- cinema「万引き家族」（是枝裕和）
- 2018年06月30日23:12
「万引き家族」（是枝裕和）を見た。震災後始めて見た映画だ。「家族」ではないのだが、貧困と家族の破綻を背景に「寄り集まった」６人が実に本当の「家族」のように心を通い合わせていく、実にしみじみとした映画だった。カンヌ映画祭のパルムドール賞を取っ
- book『戦後と災後の間』（吉見俊哉）
- 2018年06月24日14:13
震災から１週間だ。不思議な符合だ。吉見俊哉著『戦後と災後の間／溶解するメディアと社会』（集英社新書）を読んだ。この本は、東日本大震災後という意味での「災後」の２０１０年代に書かれた著者の社会時評の集成で、実に興味深い本だった。どんな所がおも
- cinema「妻よ薔薇のように」（山田洋次）
- 2018年06月17日09:17
「妻よ薔薇のように」（山田洋次）を見た。家族はつらいよシリーズ３作目で、ちょっとほっこりしたいという時に見てぴったりの映画だ。三世代が同居する平田家。主婦の史枝が長年の我慢が切れて、家出をする。その混乱を映画の職人（もう映画会社生え抜きの職
- book『琉球独立は可能か』（金城実・松島泰勝)
- 2018年06月17日08:42
３月３日に出版記念会があり、この本、川瀬俊治編、金城実・松島泰勝著『琉球独立は可能か』（解放出版社）を手し、読んだ。すでに松島泰勝著『琉球独立論／琉球民族のマニフェスト』（バジリコ）を読んでたこともあり、また沖縄の戦後史と現在について討論が
- cinema「ウイスキーと２人の花嫁」（キリーズ・マッキノン）
- 2018年06月11日11:55
イギリス映画「ウイスキーと２人の花嫁」（キリーズ・マッキノン）を見た。イギリス映画というよりスコットランド映画という感じ。ナチスによるロンドン空爆が激しくなる頃、スコットランドの小さな島に大量のウイスキーを積んだ貨物船が座礁した。この頃、ウ
- book『町場の天皇論』（内田樹)
- 2018年06月10日08:58
内田樹著『町場の天皇論』（東洋経済新聞社）読んだ。本の帯に「ぼくはいかにして天皇主義者になったか／立憲デモクラシーとの共生を考える待望のウチダ流天皇論」とある。昨年６月２１日の朝日新聞で「内田樹さん、「天皇主義者」宣言 「変心」の真意語る」
- book『欧州ポピュリズム』（庄司克宏)
- 2018年06月08日10:50
庄司克宏著『欧州ポピュリズム／ＥＵ分断は避けられるか』（ちくま新書）読んだ。本書は「欧州ポピュリズムを素材としてＥＵという営みを解明する試みである。」その時の問題意識は「なぜポピュリズムはＥＵを敵視するのか」「ＥＵという営みに内在する原因が
- book『靖国神社遺児参拝文集』（広島・長崎)
- 2018年06月05日06:11
この間を『靖国神社遺児参拝文集』（広島・長崎）読み、連載用の原稿をまとめてきた。１９５０年代に全国的に行われた靖国神社遺児参拝は被爆地広島・長崎でも行われていた。現在図書館等にのこっている『靖国文集』は広島では２冊、長崎では６冊ある。『靖国
- book『浪速の歌う巨人バギやんの「在日」無頼控』（趙博)
- 2018年06月01日22:57
趙博著『浪速の歌う巨人バギやんの「在日」無頼控』（七つ森書館）を読んだ。この本は趙さんが続けている反原発イベントに岡真理さんのパレスチナ問題の講演を聞きに行った時に「出たばっかり！」で買った。吹田市にある障害者団体「ぷくぷくの会」の通信に連
