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日記一覧

池田清彦著『自粛バカ/リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋』(宝島新書)を読んだ。池田清彦は生物学者で、新ダーウイン主義を批判し、構造主義生物学を提唱する。『環境問題のウソ』(ちくまプリマー新書)は読んだことがあり、おもしろかった。ただ

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鴻上尚史・佐藤直樹著『同調圧力/日本社会はなぜ息苦しいのか』(講談社現代新書)を読んだ。新型コロナがあぶり出した日本社会の「世間」という「同調圧力」について作家・演出家鴻上尚史と社会学者(世間学)佐藤直樹との非常に興味深い討論だった。鴻上に

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「ミッドウェイ」(ローランド・エメリッヒ)を見た。監督は「インディペンデンス・デー」「GODZILLA」等を作っているドイツ系のアメリカ映画監督だ。なぜこの映画を見たかというと、澤地久枝著『滄海よ眠れ/ミッドウェー海戦の生と死』を読んだからだった。

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浜矩子著『「共に生きる」経済学』(平凡社新書)を読んだ。第三次グローバル化時代の現在、一国主義と排外主義主義が台頭する(「破」グローバル)なかで、それに対峙し、どのような展望を持ち、「共に生きる」経済学を確立するか(「超」グローバル)を問う

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なら国際映画祭で、「環状交差点」(マータ・バジャリ)「ペルセウス座流星群」(アンニア・ガバロ、アルベルト・デシェウス)を見た。この映画祭はスペインのカタロニア自治政府が協賛していて、今回の作品はカタロニアの若手監督の作品だ。最初の映画は15

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「雪道」(イ・ナジョン)見た。私の住む地元の地域ユニオンの土曜シアターでの上映だった。従軍慰安婦問題の映画だ。プロパガンダ映画でなかったらいいなと思って行ったが、さすが韓国映画だと感動した。1944年の日帝時代。韓国のある村にヨンエとジョン

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澤地久枝著『滄海よ眠れ/ミッドウェー海戦の生と死(6)』(毎日新聞社)を読んだ。これで全巻読了した。『滄海よ眠れ』の第6巻は、第15章「重巡「三隅」「最上」」(ミッドウェー海戦でもっとも被害の多かった重巡洋艦の戦死時の実態とその妻たちの戦後

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澤地久枝著『滄海よ眠れ/ミッドウェー海戦の生と死(5)』(毎日新聞社)を読んだ。『滄海よ眠れ』の第5巻目で、第13章「あけぼの丸」(ミッドウェー海戦の忘れられた存在である油槽船/タンカー「あけぼの丸」の被害を明らかにする)、第14章「まぼろ

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「シチリアーノ 裏切りの美学」(マルコ・ベロッキオ)を見た。イタリア映画だ。1980年代のイタリアにおけるマフィア撲滅の検察の戦いにマフィア側のトーマス・ブシェッタが協力する過程を描いた映画だ。監督はマルコ・ベロッキオで81歳だ。実におもし

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澤地久枝著『滄海よ眠れ/ミッドウェー海戦の生と死(4)』(毎日新聞社)を読んだ。衝撃の1巻で、この巻1巻全体が第12章であり、ミッドウェー海戦時の米軍捕虜虐殺事件をアメリカの国立公文書館公開資料(これも唯一焼却を免れた日本側「第一航空隊戦闘

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澤地久枝著『滄海よ眠れ/ミッドウェー海戦の生と死(3)』(毎日新聞社)を読んだ。『滄海よ眠れ』の第3巻目で、第7章「子午線の東と西」はミッドウェー海戦がが軍事機密であり、戦死者の公報には「東太平洋において戦死」としてしか知らされなかったこと

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