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日記一覧

「グッドモーニングショー」(君塚良一)を見た。テレビのワイドショーを舞台にした「喜劇」である。実は僕は中井喜一が好きで、中井のシリアスなドラマでの二枚目よりも三谷幸喜の映画以降での喜劇的な三枚目の方がいいなと思っている。(お父さんの佐田啓二

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「奇跡の教室/受け継ぐ者たち」(マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール)を見た。大阪で上映の時に見落として、やっと京都で見た。パリ郊外の移民の多い町の高校、多民族の高校生の通学する「底辺校」でアウシュビッツに関する授業が行われていくとい

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エルビラ・リンド著(エミリオ・ウルベルアーガ絵・とどろきしずか訳)『あわれなマノリート』『ぼっくてサイーコ!?』(小学館)を読んだ。「マノリートシリーズ」はスペイン語版で8巻刊行されていて、日本語訳は3巻まで刊行されている。それは以下の通り

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エルビラ・リンド著(エミリオ・ウルベルアーガ絵・とどろきしずか訳)『めがねっこマノリート』(小学館)を読んだ。この本のスペイン語原書をスペイン語講座のテキストに使っている。スペインで人気の児童文学で、今まで8巻出ていて、100万部売れたそう

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三谷幸喜著『三谷幸喜のありふれた生活14/いくさ上手』(朝日新聞出版)を読んだ。三谷幸喜のこのエッセーシーズも14巻目になる!僕は三谷ファンで、全巻読みついできた。(新聞連載より約半年遅れになるが、楽しみにしている。)僕がこの期間で見た三谷作

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竹山博英著『ローマの泉の物語』(集英社新書)を読んだ。シチリ(イタリア)ア関係の本の最後だ。今回はシチリアから離れて、竹山博英氏の描く「ローマの泉の物語」。ローマは1度しか行ったことがなく、それも目的地(多分フィレンツェまたはベネチア)への

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竹山博英著『マフィア/その神話と現実』(講談社現代新書)を読んだ。シチリア旅行から帰って、竹山博英氏のシチリア(イタリア)関係の本と出会い、それらの本に魅力を感じ、読み続けている。この本は「マフィア」の起源とシチリアの歴史、シチリアのマフィ

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矢崎泰久編『永六輔の伝言/僕が愛した「芸と反骨」』(集英社新書)を読んだ。かって「中年御三家」と言われた小沢昭一、野坂昭如、永六輔がいたが、永六輔を最後にみんないなくなった。僕はその小沢昭一が大好きだったが、永六輔も独特の魅力のある人だった

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G・ヴェルガ著『カヴァレリーア・ルスティカーナ他11篇』(岩波文庫)を読んだ。「カヴァレリーア・ルスティカーナ」といえば、マスカーニのイタリアオペラの原作にあたり、それをふくむ12篇の短編が収められている。ジョヴァンニ・ヴェルガは19世紀末

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「エル・クラン」(制作/ペドロ・アルモドバル、監督/パブロ・トラペロアルゼンチン人)を見た。スペインのペドロ・アルモドバルが制作で、監督はパブロ・トラペロでアルゼンチン映画だ。アルゼンチン映画は、「瞳の奥の秘密」「人生スイッチ」等おもしろい

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内藤正典著『となりのイスラム/世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代』(ミシマ社)を読んだ。内藤氏のイスラムに関する本は教えられることが多いのだが、今回の本は平易で分かりやすく、イスラム教の価値観と私たちが影響を受けてきたヨーロッパ近代の

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 「パコ・デ・ルシア/灼熱のギタリスト」(クーロ・サンチェス)を見た。フラメンコ・ギターの演奏者パコ・デ・ルシアの音楽の革新の歩みを記録した映画だった。私はスペインに興味を持った頃、カルロス・サウラ監督の「フラメンコ」にパコ・デ・ルシアが出

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引き続き竹山博英の著者『シチリアの春/世紀末の文化と社会』(朝日選書)を読んだ。この本は2部4編からなっている。第1部はシチリア北東部のリパリ島の考古学遺跡(ギリシア時代)で発掘したギリシア悲劇・喜劇の仮面のミニチュアの話から映画監督タヴィ

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