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日記一覧

月刊誌「現代思想 5月号」が教育特集「教育は変わるのか」(部活動問題・給特法・大学共通テスト)を組んでいる。「現代思想」は毎年今頃教育特集を組むのだが、愛読している。そのなかで読んだのは次の3つの文章だ。教員の「働き方」改革を問い直した赤田

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出井康博著『移民クライシス/偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)を読んだ。改正入管法がこの4月から施行され、日本が移民国家に向けての大きな一歩を踏み出す。その前にすでに新聞販売店、コンビニ、弁当工場、宅配業等の現場の単純労働に大量の偽

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イタリア映画「幸福なラザロ」(アリーチェ・ロルヴァケル)を見た。ラザロとは「ヨハネ福音書」に登場する人物、キリストの友人であり、キリストの奇跡により死後4日目に蘇生する聖人。そのラザロが20世紀の後半に現れ、復活するという現代の神話だ。最初

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田中伸尚著『ドキュメント昭和天皇2 開戦』(緑風出版)を読んだ。日米開戦までの過程を日米交渉、毒ガス戦、41年晩秋、交渉決裂、開戦前夜、開戦と追うドキュメントで、読み応えがあった。日米交渉の裏話については、井口武夫著『開戦神話/対米通告を遅

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村田晃嗣著『大統領とハリウッド/アメリカ政治と映画の百年』(中公文庫)を読んだ。1915年公開のグリフィスの「国民の創世」以来、ハリウッド映画はアメリカ大統領を描き続けてきた。本書は大統領と映画との相互の関係を名画から日本未公開作品まで25

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池田浩士著『ドイツ革命/帝国の崩壊からヒトラーの登場まで』(現代書館)を読んだ。内容が濃くて、重厚なのと風邪を引いたので読み終わるのに時間がかかった。ロシア革命以降、ハンガリー革命、ドイツ革命と世界的に社会主義革命が怒濤のごとく波及した。こ

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「シネマ歌舞伎 野田版・桜森の満開の下」(作・演出 野田秀樹)を見た。野田秀樹が故中村勘三郎と組んでやってきた歌舞伎の刷新が「シネマ歌舞伎」として見ることができて、大変よかった。劇団・夢の遊民社の「贋作 桜森の満開の下」の公演は見ているのだ

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杉原里見著『掃除で心が磨けるのか/いま、学校で起きている奇妙なこと』(筑摩書房)を読んだ。表題の「掃除で心が磨けるのか」にあるようにトイレや校舎の掃除を素手で行う右派の運動広がっていることを知り、驚愕した。この本ではその他社会規範に子どもた

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