痛痒である。
衰えて衰えて。
訳のわからぬまま幕がひかれていく。
【顰め面】
Sさんの話。
友人が交通事故に遭った。
入院したと聞いてお見舞いに行ったが、幸い命に別状はなかった。
しかし、その友人の肩口に、黒い靄のようなものがあった。
本人には伝えなかった。
でも、それは退院してからも見え続け、卒業する辺りまであったと思う。
いつの間にか消えてなくなって良かった。
靄があったときは、友人は何だか何時も顰め面をして、何処となく辛そうに見えた。
消えてから、少しは表情が柔らかく感じたのを覚えている。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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