雹季である。
後からやって来る。
もう駄目なのかもしれない。
【願】
K君の話。
近所にお婆さんが居て、散歩していると時々出会った。
何となく世間話はする。
農道側にある、古い石碑があって、摩耗して文字も読めず由来もお婆さんはそこを通ると必ずその石碑を蹴飛ばす。
一度、何で蹴るのか聞いたら、願掛けだ、とだけ笑って教えてくれた。
何となく、その笑顔の向こうに暗い熱気のようなものを感じた。
詳しくは知りたくない、と思った。
もうだいぶ前にお婆さんは亡くなったが、願掛けの行方が少し気になる。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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