炎魔である。
鼓動がおさまらない。
暫し座ってその場の音を聴く。
【空き家にて】
K君の話。
以前、友人がある近所の空き家に入り込んで怪我したことがある。
民家の廃墟でもう直ぐ崩れてしまいそうな建物だった。
ひとしきり回って帰ろうとしたところ、すぐ近くの誰もいない空間から、出て行け!と怒鳴り声が聞こえた。
怖いより吃驚して逃げようとしたところで床板が抜け、向こう脛を激しくぶつけてしまったら。
それでも這うようにして逃げた。
後ろから嗤うような声が聞こえたそうである。
ぶつけた傷は浅かったが、その後数日は熱が出て寝込んだ。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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