恫羅である。
世界が歪み曲っていく。
背中の方から卑怯な思いが刺さるのを感じる。
【庭の隅】
K君の話。
子供の頃の、夏休みの終わり頃のこと。
夕刻過ぎで、まだ闇になりきってない時間帯だった。
庭の隅に蹲っているような影を見た。
何だろうと思っていると、それは立ち上がった。
が、見た目が花火の蛇玉のように見える。
人の形をしているのが気持ち悪い。
こっちに来ようと体の向きを変えたタイミングで家に駆け込んだ。
見たのはこと時だけである。
でも、その後、その庭の隅の辺りが妙に気になって目を遣るようになった。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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