灰夜である。
ゆっくりと滅びに向かう。
その上澄みを掬っている。
【『神様』】
Hさんの話。
子供の頃のこと。
夜、寝床に入って暫くすると天井に白い輪のようなものが浮かぶのを、何回も見た。
自転車のタイヤくらいの大きさで、質感がよくわからない。
煙でできているとかそういうのでもないけれど、ちゃんと触ることができないような、ぼやけて頼りない感じだった。
それは、しばらく見ていると消えた。
祖母に話すと、それはなんかの神様だろう、と言っていた。
そう言われて、『神様』を意識し始めたら見なくなった。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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