反物である。
抗いきれない流れに身を沈める。
くるくる回って削られていく。
【気をつけ!】
Hさんの話。
小学校の頃は、全校集会などあると、『気をつけ!』と『前に倣え』という号令が必ずあった。
ある時、『気をつけ!』のタイミングで前の生徒が倒れた。
貧血か何かか、と思ったが、その子の立っていたあたりから、黒い薄い煙が立ち上って、風に流されることもなくずっと上まで昇っていったのを見た。
その生徒は保健室で気が付いたが暫くぼうっとしていてその日は帰された。
次の日は普通だったと云う。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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