伏魔である。
忘れてはならない。
心の奥底からこちらを覗き込む悪魔のことを。
【腹這いの光景】
Sさんの話。
小学何年生の頃のことだったか忘れてしまったが、出来事は覚えている。
体育館で何かの運動をしていて、その時の先生の指示で腹這いに床に寝そべらされた。
顔も横をぴたりと床につけ、そのまま体育館の奥の方に視線を移す。
今覚えばあれは兵隊服だったと思うが、ぼろぼろの形の人たちがゆらゆらと壁際にひしめく様に立っていた。
はっと視線を逸らしもう一度見るともう見えない。
だった時にももう見えなかった。
でも、それが気になっていて、その後の体育の授業などで腹這いになって確認した。
見えたり見えなかったりだった。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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